吉祥天女
」のレビュー

吉祥天女

吉田秋生

女はね、血なんか怖く

2009年2月13日
小さい夜の子と書いて、小夜子。

まさに天女のように美しい容姿だが、美しい小夜子を中心とし、その周りではいつも何かしらの不可解な事件が起こる。
血生臭く、死臭が漂うような。

それは「彼女の魅力にとり憑かれた男は死ぬっきゃない」から(笑)。
私も彼女の魅力に参りましたが、女だったのでおかげで命拾いしました(笑)。

彼女と彼女の生い立ちと家柄と、女の性、男の性を巡る耽美で少しグロテスクな作品。

漫画作品というより文学作品のような魅力で、とてもお勧めです!!
いいねしたユーザ3人
レビューをシェアしよう!