陰と日向のボーダーライン
」のレビュー

陰と日向のボーダーライン

大島かもめ

作者さんいちセンスに光る作品

2019年7月15日
あまりのセンスにゾワゾワしました。
2作品収録されており、この短さでここまで見せられるのかと驚くばかり。
表題作の少しビターで胸がしめつけられる展開も、受けの包容力に攻めが癒されていくところと映画を観せられたような読後感が個人的にイシノアヤさんのトリガーの読後感と似ている一冊でした。
2作目は真面目で勤勉、待ち合わせには5分前到着のイタリア人というキャラ設定がまず凄い。
別れのシーン、「そうだけど?」ロベルトのセリフ、本当に映画を観ているようで悶えました。買って損ない1冊。
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