とても良い表題だけどね・・・。





2019年7月18日
陰鬱とした雰囲気が物語全体を支配しているのと霧がよく似合っている。また、鏡の中にいる自分とよく似た違う自分とのセリフにマジックミラーの件りは、なかなかだと評価できる。しかし、登場人物全てにおいて魅力が感じられない。ジェイクは画家であるのに、リンとリンダを間違えたことも腑に落ちない。派手な女性の1番の特徴ともいえる外見を飾ることの華美さは、スッピンになっても分かる。絵を描くことを生業にしている人の観察眼は通常以上に鋭い。それらだけを挙げ連ねても間違うはずはないことを無視されているのがこの物語の低評価の要因だ。記憶をなくしているリンダにしてみても、身一つで視界も効かない場所に薄着で荷物もなく一人きりで発見されているのだから、何かしら身元のわかるものを探しに出ることは無かったのか不思議でならない。原作はどうか知らないが、画家相手に双子の姉妹の入れ替わりという筋書きは設定ミスと言って間違いない。

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nyanya6 さん
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