メトロ【電子限定描き下ろし付き】
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メトロ【電子限定描き下ろし付き】

本郷地下

独特の雰囲気で、良かったです。

ネタバレ
2019年7月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 表題作のみ、影のあり感覚のない不思議な雰囲気の忍さん×母から支配されている水葵くんのお話。電車でいつも水葵のことを触ってくる人、本当は触られるのを待っていた、手の傷から忍のことに気づいた水葵は電車でしたそれ以上のこと、教えてください、と迫って。主人公の水葵くんは母から支配される生活を送っていて、特に父の不倫で離婚したことか原因で水葵くんが性的なものに触れることを恐れ、そういったものを、一切排除した抑圧された生活を送っていた。事故によって感覚をなくし、無表情な忍さん、何故電車で水葵くんに触っていたのか、理由に胸がしめつけられます。でも、それがあったからこそ寂しい同士のふたりが出会えたわけだなぁ、と。始終ほの暗い雰囲気のお話ではありますが、最初は暗かった水葵くんがバイトを始めたり、お母さんと向き合ったり、少しずつ前を向いて明るく成長していく様が描かれてて暗いだけじゃないので、そこが良かったです!忍さんは何も感じたくない、と思っていたのに水葵くんと過ごすことで少しずつ自分の感覚が戻っていくことに恐怖を覚えながら、でも、そんな忍さんを水葵くんが救うんですね。最後の水葵くんの明るい表情がすごくいいです!
修正はぼんやりと白線抜き、えろは多め甘めです。忍さんが水葵くんを開発していくのがすごくえろい。最初は体の関係だけだったふたりが段々と心も通わせていく様が良かった!忍さんが始終無表情なので、少しでも笑顔になれる日がくるといいな、と、でも最後の君を待ってた、という表情はなんかほろりときちゃった!
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