疎遠の妻、もしくは秘密の愛人
」のレビュー

疎遠の妻、もしくは秘密の愛人

クリスティン・メリル/さちみりほ

ぐっとくる、やきもきする、ハラハラする

2019年7月29日
失明してプライドも生きる気力もなくしたヒーローは、情けなくて何度もイラっとしてしまうが、全てを持った男が無能になると思った瞬間、ポッキリ心が折れて逃げ出すのは妙にリアルかも。そんな彼を立ち上がらせようと必死に動くヒロインに胸を打たれながら、上手く噛み合わない両片想いにやきもき、随時目が離せない展開。最後にもパニックするヒーローに、おい!と憤慨したくなるが、まさかの人物の豹変の背中押し!最後までハラハラやきもき楽しめる作品。
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