このレビューはネタバレを含みます▼
シリーズ4作中1冊目です。
21歳の訳あり男子 旭と、34歳の売れっ子作家 渋澤の出会いの物語です。
弟のミツルと二人暮しをしていた旭は、ネットにupしていたイラストを気に入られて新米イラストレーターとして渋澤に見出されます。
そこから物語が広がっていくのですが、渋澤の家に住んでいる登場人物が魅力的なキャラばかりで、このキャラ達のそれぞれのお話も読みたくなりました。
1冊目は旭が働いてるレストランで起こる事件と渋澤への恋心を自覚するまでが書かれています。
切なくなる場面が沢山あるのですが、渋澤の家の住人が皆優しくて読んでいるこちらも癒されます。
4冊全体を通して旭と渋澤の恋物語がベースで、1冊ずつ別の事件が絡ませてあります。
1冊目はまだ旭が恋心を自覚する迄なので、そこまで恋の切なさは少ないのですが、読み進めていくと切なさMAXになってきて、読んでて涙ぐむ事も沢山あるので、切ない恋の話がお好きな方にお勧めです。
物事の受け止め方とかもこのシリーズを読むと前向きな感じになるので、そこもオススメします。