毎日カノン、日日カノン《小説版》
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毎日カノン、日日カノン《小説版》

砂原糖子/小椋ムク

ピュア×ピュア

ネタバレ
2019年8月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 朱鷺川家長男の澄一から僕のために味噌汁を作ってくださいとプロポーズされた使用人の鹿野可音。同居を始めた2人だったが、可音は澄一のお手伝いさんとして雇われていると勘違いしていて..

きゅんきゅんさせられっぱなしの素敵できらきらな1冊でした。
味噌汁を作って=住み込みのお手伝いさん、という発想をしたことからすれ違うお話。
入口はコメディかと思うすれ違いの内容だけどその後はあまあまな可愛い恋愛模様が見られます。
澄一と可音が両方ピュアだからか表紙の色遣い通りパステルカラーのイメージのお話です。
とはいえ邪魔者依香の登場や可音が出ていって離れ離れになったところはずーんって感じになったけど。

攻の澄一は坊ちゃん育ちなのにそれを鼻にかけることなく独立心が強い人で好感が持てます。
時々ズレてることがあって、そこもまた嫌味ない魅力だと思いました。
ずっと可音だけを好きで可音とするのが初めてだったこととか、性行為とかいう言葉を使う世間擦れしてないところとか、可音が成人するまで一線は越えないと誓っているところとか、でも堪え切れずに触れちゃったりとか、ぐさぐさ私の萌えポイントに刺さった!
えっちの時、行為は優しいまま言葉だけほんの少し Sを覗かせるとこがまた素敵。
結局可音を成人になる直前に抱いて、それから毎日いたして可音のことばかり考えていて、澄一視点の可音ベタ惚れの内心を読みながらニヨニヨが止まりませんでした笑

受の可音は澄一より更に世間擦れしてないピュア神様。
1つのコップに挿した2本の歯ブラシを可音が別々のコップに挿したら澄一が嫌がったというのを、澄一は歯ブラシが別々だと可哀想だと思ったからと解釈して澄一は歯ブラシにまで優しいと思っちゃう、どピュアな心の持ち主。

澄一と可音のいちゃラブはずっと読んでられるわ〜
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