このレビューはネタバレを含みます▼
初読み作家さんの初コミックス。すごいわ〜。どの作品も思春期の拙い価値観の中でもがいている熱さや苦さが伝わるとても好きな話ばかりでした。今後も期待大です(^^)
1:『表題作』田舎町のDK幼馴染親友モノ。豆腐屋息子ヤスと東京の大学志望のタカシの話。閉鎖的な田舎から出たい17歳の価値観の中で悩み、タイトル通りまず先に進むタカシ。好きな小説を読んでいる様に引き込まれた。将来二人の軌道が交差する後日譚を是非読んでみたいなぁ。
2:『最後の命令』これも◎DKの忘れられない一頁をおとなになった二人が語り合える日が来るといいな。
3:『Young oh! oh!』可愛い◎ヤンキー辰朗くん最高♪ヲタクくんの保身に走っちゃう気持ちもわかる。純粋な二人が眩しい◎
4:『夜明け前が一番暗い』家族の為に良い子でいた要の苦しさと、それを全部見守って寄り添ってくれた大。かけがえのない存在の有難さってすぐは気付かないもんね。