ネタバレ・感想ありそれから、君を考えるのレビュー

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お話ごとに涙が溢れた
2025年3月6日
青春はキラキラしているばかりではない。
すべての結末がハッピーエンドとは限らない。
そんなことは知っている。
だが、やはり高校生という時間は特別だ。
あの時代にしかない輝きや懸命さ、痛みもある。
「多感」と呼ばれる時代の、その時代にしか感じることのできない感情もあるだろう。

どの短編も素晴らしい。
お話ごとに涙がこぼれた。
自分と共通するエピソードはない。
けれど、高校生からはるかに生きた今の私も涙をこぼした。
登場する男の子たちのあの宝物のような時間の「感情」に共感したからだろう。
もしかしたら今その出来事が起こったら同じ感情を抱かないかもしれない。
けれど、彼らの気持ちを知っている。
私もかつてその時代を生きたから。
遠い過去を顧みて、痛みでさえも愛しいと感じる。
それから今も考える。
素晴らしい漫画だった。
素晴らしかった
2025年2月10日
まず表紙のあまりの美しさにずっと惹かれていた作品でした。(これ写真との合成なの?まさか絵なの?)
そして個人的に気になるレビュアーさんが絶賛していたこともあり購入。

デビュー作ということに驚きました。
この完成度!短編でありながらこの満足感!
瑞々しい高校生たちを描いた、何て切ない話の数々。
大好物の部類でした。

どシリアス系が好きな私ですが意外にも一番グッと来たのは、一番それが軽めと思われる3話目の「Young oh!oh!」でした。
ほんとこんな短いのになんて上手に描いてくれるんだ。

実ははじめましての作家様でした。
もうひとつ非常に気になる作品がありますね、ただ途中で止まっているとか。
できれば完結してから買いたいのですが、、待つしかないですね。
いいね
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どえらい短編集もあったもんだ
ネタバレ
2025年1月31日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作品を能動的に読むか受動的に読むかで評価の分かれそうな作者さまかな、と。
わたしにはブッ刺さりました。全てが。開始3ページくらいから最後まで泣いてました…
作品詳細にも記載されていなかったしレビューもろくに読まず、これがデビュー短編集であることを知らずに読んでしまったので…一作目『それから、君を考える』は素晴らしいんだけれども突然の終了で消化不良。再会までの紆余曲折を期待していただけにシャッターを閉められたような感覚に。その先を連想させるタイトルの意味と巻末にあるたった2ページのエピソードからなんとか妄想をふくらませ、最善の未来を想像することで呼吸を整え……
超ショートな二作目の『最後の命令』でさらに陰鬱な気分に。匂わせ含ませ、最後まで想像にお任せな話の運び方がなんともいえない背徳感を誘う。具体的な描写は一切省かれ、佐野の視点と思い出を軸に話が展開されていくので、受動的に読んだらばこれは物足りなく感じてしまうだろうな…と余計な心配をしつつも佐野曰く“周防の色欲が絡んだ命令“に思いを馳せ、いつの間にか垂れ流していたよだれを拭きつつ…
三作目『Young oh!oh!』で悩める男子校生の青いエキスと淡い葛藤を養分になんとかメンタルを持ち直し、あっという間の四作目…『夜明け前が一番暗い』。
家庭崩壊を間近に迎えた高校生の要と幼馴染の大輔が肩を寄せ合い困難を乗り越え結ばれていく大人顔負けのヒューマンドラマ(なにせ10年前の作品。コンプラに引っかかりそうな仕草も多いのでご注意)。彼らをとりまく大人の方が子供のように甘えていて、大輔なんかはそこらへんの大人よりも大人でカッコよかった。そうなんです、この短編集…攻めが全員かっこいい。
受けに好かれたいがためにかっこつけるでもなしに、受けにとっての最適解を優先するやせ我慢に上質な男気を感じずにはいられないのです。
四作とも短編なのがもったいない。全作品続編を描いていただきたいくらいどれも印象深く心に刺さったのだけれど、近頃は活動されていないご様子…完結を待たず配信済みの単話に手を出す日も近い。
新作でもなんでもお待ちしております。
迷子になったら読みたくなる。
ネタバレ
2025年1月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 読み終えた後にすっと、波が引いていくような切なさ。寂しさ。言葉がうまく編まれているし、絵の力を信じて描かれていらっしゃるなぁと、描かれていない時間や、余白も楽しめました。
あと、各話の題名も含めて好きでした。それが読み終えてから「あぁ~っ!」と繋がったりして、うるうるしました。
また読みたくなる作家さんに巡り会えて、今は多幸感です。
切ないけど大好き
2025年1月26日
短編集なのにすっごい自然な流れでお話が進んでいくのがとても良かったです。特に表題作の「それから、君を考える」はもう続きが気になって気になってしょうがないです。でも全部のお話大好きです。全部単行本出して欲しいくらいです笑笑最高に面白かった。ありがとうございました。
嗚呼あああ、…好き💕
2024年9月22日
いつ買ったっけなー。積みフォルダから見つけて読了😍

たしか、フォローしている方のレビューを読んでポチッとしたはず。
初読み作者様ですが出会えて本当に幸せ✨良かった❗

じわっと、涙ぐんだり。
キュンとしたり。

他の作品が読みたくてウズウズ。
短編だけどギュッと詰まってる
ネタバレ
2024年6月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 短編は好きじゃないのですが、前に試し読みで最初の話を読んだことがあって、それがずっと心に残っていて…
今回クーポン対象になってて、あーこれ良かったやつ!って購入!結果めっちゃ良かったー。この先なんども繰り返し読むと思う。
ちなみに、私は基本ハッピーエンドじゃないと嫌なんどけど、この本のお話はハッピーエンドとかバッドエンドではくくれない、なんか特別な切ないものがあって、他の作品とは違うなって感じます。
短編だし、と迷われている方は短編の物足りなさはないので、是非読んでみてほしいです!
嗚咽するほど
ネタバレ
2024年6月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 泣いてしまいました。あれ、私がヤスだったっけ?ってくらい。自分が好きな全てを、その好きになったそのものが否定してくる。ヤスの気持ちを思うと本当に苦しかった。ヤスになりきってたので、タカシ行くなってクッションに顔突っ込んで叫びまくった笑
高校時代は、やはり最強で最高の時期♦
2024年6月29日
短編集。とりあえず、小松先生の「うつくしいたましい」未完に手を出す前に今作はいかがでしょう💡短編集なんですが、全て単行本にして頂きたいほどの粒揃いのお話が詰まっております✨高校三年間は人生に置いて、本当に特別で一生に残る濃い時期ですよね。子供のように純粋で抑え切れない思いがあったり、大人になるために隠してしまう気持ちがあったり、自分の将来に悩んでもがいてたり、眩しくて一生懸命な日々を丁寧に繊細に描かれています。先生の世界観に触れ、恋に落ち、虜になってしまうの間違いないです。そうなると、「うつくしいたましい」が未完でも待てるのです。そうです、惚れたもん負けです💗
なんともいえない余韻
ネタバレ
2024年6月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作家買いです!表題作+3編。いつ読んでも心が震えます!印象的な作品ばかりですが強いて言えば、表題作は特に好き。田舎の閉鎖的な雰囲気、排他的な環境、幼なじみの男子高校生、秘密の想い、一方通行の恋愛感情…この町を好きになれず東京へ行くタカシに対して『おまえがここにいるから この町が好きだった』『大好きだった…心の底から』と言ったヤスの言葉に読み返すたびに心が抉られます。自分もこの世界にいるような感覚になり、泣けてしまうんです…思春期の揺れる気持ち、傷ついた心が重苦しい余韻となっていつまでも残るんです…この余韻もまた小松作品の魅力かなと思います。小松さんの繊細な言葉選びのセンスは天才的です。大好きな作者さま。秀作です。気になった方はこの余韻をぜひ感じてほしい。”うつくしいたましい“も楽しみに待っています。
短編集だけど、ギュッとしてる。
2024年6月1日
どの作品も、ことごとく良い。一作目なんかは、これから、というところで終わって、胸が苦しいスタイルは久しぶり。一昔前はこういう、読者に任せるタイプの作品が結構あったのですが、近頃は答えや言葉が提示されていないと受けないのか、このザワザワ、うん、あと引く。
短編集
2024年3月18日
短編4作品です。どれも良かったー!
最初の2作品と後の2作品でそれぞれの結末が違う。しんみりしたけど、後半は安心しました。
度量の大きなDK達の短編集
2023年12月24日
はぁーどの作品も短編とは思えぬ中身がギュッと詰まった良作品ばかりでした。遂げられた想いも届かなかった想いもどれも染み込んだー(泣)豹柄パーカーの子と大ちゃんが特にお気に入りになりました。どこかで続編に出会えないかな
素晴らしい!短編4作品
2023年12月8日
フォロー様のレビューで知りました。初読み作者さんだし購入迷いましたが、ネタバレありが多かったのでレビューは読まず、フォロー様のレビュータイトルのみ信じて購入。なるほど!これはすごい。短編4作品全てが良い。きっと数年前の自分だったら良さが分からず☆3をつけてしまっていたかも。こういう作品の深みが分かるようになりました。これがデビュー作とは驚き。好みの作者さんに出会えて嬉しいです。できればこの短編どれでもいいから続き読みたい。
それから、君を考える
2023年12月2日
美しい浜辺の田舎町から出ていきたいタカシ
ヤスは豆腐屋を継ぐタカシの事は好きで好きで、でも穏やかに時間は過ぎて、別れの時が来て大好きで涙が零れる。
最後の命令が切なく背を向けて離れて行くのに心は裏腹でたたずむ姿が、美しかった
ヤンキーは、自分の表現する姿なのだと思いつつ。辰郎くんの彼氏力高めです。
短編だけど、珠玉揃い。
2023年11月19日
表題作、喉の奥がキュッとなる切なさでした。この短い中に二人の今までの生活や思いがしっかりと詰まってるような表現力。やられました。他の作品もたまらなく切ない。BLにハマるきっかけになったのは、切なさを描くのが上手い作者様がいるから。この先生もまさに。
、、、で? (ネタバレです)
ネタバレ
2023年8月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ なかなか考えがまとまらなくてずっとレビューできませんでした。4つの短編が収録されていて、印象としては前半は「悲」で後半は「喜」になるのでしょうか。表題作は寂れていく田舎で育ってきた幼馴染みの2人、東京に出たいと大学進学を目指すタカシと田舎に残って豆腐屋を継ぐヤスのお話。受験勉強で煮詰まるタカシを元気づけながら、ずっと側にいてほしいと願うヤス。
、、、で?タカシはそれから、君(ヤス)を考えてくれたの?BL展開するの?しないの?タカシの涙の意味は?力業で脳内BLに持っていくのができないくらい胸が苦しくなるラストです。このあとのことはわかりません。気持ちは受け入れられないだろうとヤスはたぶん思っています。でも伝えずにはいられなかったのでしょう。タカシのいる世界がヤスにとってどれだけ愛しいものだったのかを。
2話目は読み終わって、ズシーン、、、。3話目はコミカル、4話目はシリアス。それぞれのお話が刺さって、泣けてきます。大人になる前の焦燥や揺らぎが描かれていて、なんというか、、、彼らの幸せを願いたくなります。
巻末の海辺のタカシとヤス2人のと、ヤスが1人のイラストが心に沁みます。それから、ヤスは君(タカシ)を考えているの?この本を読んでから、時折君たちのことを考えています。
2015年7月 総184ページ 漫画2ページ(カバー下?)あり 修正=見えない構図
短編4作…大物作家の予感!
2023年8月3日
どれも切ない思春期のお話…敢えて続きが無いのかもしれませんが…気になる!お話の組み立ても良いし、お話に引き込まれます。一線を超えていく長編を読みたいです。次回作待ってます。

コミックシーモアさんのお祭りで、お試しで買った作家さんですが、小松先生の作品はエロ無しだけどせつなく萌る希少な世界観です。最近は作品を出していらっしゃらないのでしょうか?お気に入りの作家さんは電子以外も購入しようと、池袋アニメイトを見学方々行き『それから君を考える』購入してきました。こんな出会いがあるからお祭り割引購入しないとね。
ぎゃーーーーーーーーーー
2023年7月30日
ヒリヒリするぅ!!!!ここで終わるからいいのほわかってる!でも、、、どの話も続きほしいよう、、、!時々読み返してはヒリヒリしています
独特の切なさに惹きつけられます
ネタバレ
2023年2月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ キラキラ光る夏の海から始まり早春の雪の中に終わる表題作は、過疎の田舎町から東京の大学進学を目指すタカシと親友のヤスのお話。閉鎖的で未来の無い町に見切りをつけたタカシのたった一人の味方であるヤスは、穏やかで小さい頃から何でも出来るのに豆腐屋を継ぐと決めています。予備校も無い田舎町で受験勉強に孤軍奮闘するタカシを、ヤスは支え励まし続けます。旅立つ前の日に明かされるヤスの心情と別れが切なく深い余韻を残します。『最後の命令』高校の同窓会で来なかった友人に思いを馳せるお話。不思議な関係だった相手を大切に思い出すひと時が切り取られます。『Young oh! oh!』美少女フィギュア趣味をひたすら隠す佐古啓二くんは、リアル女子避けに、たまたま通りがかったヤンキーの荒井辰郎くんのことが好きと言ってしまいます。見るからに怖そうな辰郎くんは、まんざらでも無さそうに「これからよろしくな」なんて言うのでした。辰郎くんの見た目と中身のギャップが良きです。『夜明け前が一番暗い』壊れかけの家庭の中で必死に良い子でい続ける要ちゃんを一生懸命に支える大ちゃんのお話。表題作と双子のようなテーマのお話ですが、二人で朝を迎えるラストには静かな希望が満ちています。
これは詩だと思う
2023年1月7日
繊細で鋭利で感覚的な現代詩味がある。作中の空白、余韻の残し方、全体の構成が絶妙で、物足りなくもあり充足感もある。この後どうなるの?と思わせながら、これ以上描いたら世界が壊れてしまいそうなギリギリのバランス。好きです。
ugh..
2022年11月6日
いやー…切なすぎるなー…。表題作、絶対続きが気になるんだけど、あの終わり方だからこその、ここまで抉られる切なさなのか。。素晴らしい名作でした
良かった。
ネタバレ
2022年10月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ なんだかどのお話もじわじわ沁みてくるようです。離れてしまった二人の場合、その後はどうなったのかなと気になります。
めちゃくちゃ良かった。
2022年8月14日
他の作品を読んだ時にシーモアさんにおすすめされた商品。表紙が気になり購入しました。4つの短編集でしたが、物足りなさもなく短いお話だからこそな部分を上手く使ってらっしゃってとても良かったです。お話もそれぞれがそれぞれの雰囲気があって。心の声の表現が全てにおいてとても響いてきます。作者さま買いを…と思ったら、別作品が未完のままだとか。更新を願って購入しようかな。
表題作の切なさには、胸が苦しくなります。
ネタバレ
2022年8月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 短編集で、どれも良質な話ばかりですが、普段ハッピーエンドを好んで読んでばかりいる私には、バッドエンドの1作目2作目は悲しすぎました。特に表題作は、ヤスの気持ちに感情移入しすぎてしまい、涙、涙です。辛い気持ちを隠してタカシの受験を応援しつづけた、ヤスの人間性が尊すぎます。まだまだ2人を読みたかったです。短すぎて…でも、だからこそ、こんなに凄く心にしみるのでしょうか?絵も、綺麗で素敵な世界観です。
たびたび読みたくなる
2022年8月7日
まず、タイトルが秀逸です。そして、どのお話もとても印象深い。
この作家さんのお話を、もっと読みたいです。
心とらわれる作品。
2022年8月6日
短編4つ、どれも素晴らしい。
とくに表題作の2人に心とらわれました。
ヤスの最後の言葉にすべてが詰まっていて、読み返すたびに胸が詰まります。。
もっと早くに伝えていれば何かを変えることが出来たんだろうか、などとグルグル考えては溜息。。
小松先生の作品をもっと読みたい。
短編
2022年6月6日
作者さんのうつくしいたましいを読んでファンになりこちらを読みました。
期待通りとっても良かったのですが、余韻を残す短編で、全文続きが欲しいです。
ヤスとタカシ
2022年6月6日
短編とは知りませんでした…説明に書いといてほしかったです。
それから、君を考える
続編希望します。
ヤスとタカシの続編がみたいです。
全部続編やってほしいです。
もったいないです!是非続編やってほしいです。
泣きました
ネタバレ
2022年4月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 表紙に惹かれて読みました。短編集で、1、2話目はバッドエンド、4話目はメリバ、唯一3話目がハッピーエンドって感じでした。1話目、4話目は特に胸が締め付けられるような話で、めっちゃ泣きました。3話目は可愛らしい感じだったのでお気に入りです
切なくってリアル。
ネタバレ
2022年3月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ もう…。
小松先生…。

とにかく表題作が刺さりまくりました。
この表紙見ただけで泣けてくる…。

恋心が報われないのは辛いけど、恋心に答えられないのも辛いよね。
なんで同じ「好き」じゃないんだろうね。
お互い、とっても大事な人なのに、きっとふたりはこの先交わらない人生を歩む。
そして、どんな人生を歩むにしろ、ずっとあの頃を思い出し続けるんだろうな。

悲しいけど、この切なさが人生ですよね!
と泣きながら強がって言ってみる。

良い作品をありがとうございました。
彼らが幸せな人生を歩むよう祈っています。
一話目がとても好き
ネタバレ
2022年1月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 切ない話がら好きなのですが、これは短編集ですがよくまとまっています。
一話目が特に好きです。海辺のシーン、ここを出て行きたい彼と、ここに留まりたい彼の、それぞれの想い。この先彼らはつながらないのだろうか。ここを離れたらおしまいなのだろうか…想像するのが切ないです。
この話の先を読みたいな…ymzさんの作品のように、再会し、幸せな話が。
この余韻はズルい…心とらわれますね…
ネタバレ
2021年12月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ ★表題作:海沿いの田舎町に暮らす高校生タカシとヤスの幼馴染ストーリー。他、“命令”の関係性だったDK時代の回想物語、トラウマ回避から始まるDK同士の「君に届け風」笑、親の離婚が決まったDKと寄り添う幼馴染の大人へ向かう扉。

★娯楽もない、やりたいこともない、あるのは惰性の日々とゲスな噂話。俺がここにいる理由なんてひとつもない、とタカシは言う。東京の大学を目指すタカシを1番応援していないのは自分だ、とヤスは心の中で思う…。

★「最後にしたくないから、会いに行かなかったんじゃないかな」と思いました…と言うよりも、そう思いたいですね。考えて、これからヤスのことをいっぱい考えて。ヤスを見ずに本に向けていたその目を、ヤスに向けて…。そんなことばかり、考えてしまう読了後です。あまりにも胸が苦しくて、どうにか楽になりたいと思ってしまいます。潔く、1行だけ書かれたあとがきのページの2人をめくったら…寂しさと悲しさが押し寄せてきて、「切ない」と言う言葉では収まりきらなくなっています。カバー下(?)も然り…。

★短編4話収録184ページ。前2編の余情を、どこまでも引きずっています。後半の『Young oh!oh!』はポップでハッピー、『夜明け前が一番暗い』は心象風景にヒリヒリしながら、夜明け前の未熟さが美しいな、と思いました。

★本作を知ることができて、ご縁に感謝です。とても心惹かれ、他作も読みたいと思いますが、一等オススメの『うつくしいたましい』は連載ストップしているのですね…完結まで読みたいですね。私も念とエールを送りたいです。
なんて瑞々しいのでしょう
2021年12月20日
表題作について
学生時代の毎日一緒にいる事が当たり前が、卒業と共に当たり前で無くなる焦燥感。その前に伝えたい想い、キュッと切なくてやるせ無くてたまらない作品でした。
置いてけぼりの恋を思い出させてくれるような、何ともエモーショナルな作品。
画力、表現力 素晴らし過ぎます。
誰かに聞いてもらいたい!!
2021年8月13日
表題作、余りにも心に響いてがれかに聞いて貰いたい!!余韻が好きすぎて読み返すたびにウルウルします。続編が無いのがまたよし。
繊細な高校生 B L
2021年6月24日
作者さん買い。『うつくしいたましい』が大好きで他作品も購入。こちらは4作品の短編集。表題は田舎が嫌いで早く東京の大学に行きたいタカシとタカシを好きなヤス。内容は凄くシンプルなんだけど、切ないな〜。まぁそれがたまらんのですが…。表紙の『それから君を考える』の言葉は東京に行ったタカシの心情であって欲しい…。てかそうですよね^_^;この2人はもうこれで終わってしまうのかな?悲し過ぎるー。小松先生の作品は、リアルな高校生の心情と B Lのバランスが絶妙!心が本当苦しくなる内容もあるんですが、中毒になりそう…。『うつくしいたましい』はまさにそれです。

切なさを残して余韻が長い先生の作品。
ハピエン作品も読めて嬉しさが止まらない。
先生ー!!待ってますよ〜(>人<;)
大好きです!!!
DK短編集傑作、表紙でビビッときたらぜひ。
ネタバレ
2021年5月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ ずうっとお気に入りセール待ちだったこの作品。「うつくしいたましい」の単行本もずううううっと待ってますが単話でも新作が1年ほど出ていないようで、単話を途中まででも読んでしまうか悩み中。フォローしてる方のオススメレビュー上がったので短編集のこちらから読みます。
高校生を描くのがお好きな作者さん、収録4話全て高校生の切ない系話。特に私も表紙CP表題作がもう。。。ほんとうのラストで泣けました。短編の最後と単行本描きおろしラスト2ページが繋がってるんですよね。ふたりで遊んだ海を眺めて、あの時間はほんとうにあったはずなのに、今は記憶のなかだけで、「それから、君を考える」。青春の痛みをリリカルに描いた傑作です。表紙でビビッときたらぜひぜひ読んで。
苦しいくらいの余韻が残るお話
2021年5月23日
作者様の「うつくしいたましい」がすごく読みたくて、分冊で7話出てるからそろそろ纏まらないかなーと単行本待ちをしてました。フォローしてる方もずっと待ってるらしくて、しかもしばらく最新話の更新がされていないらしく、単話で読んでもいいんだけど続きが読めないと気になるし・・と迷い中です(涙

先にこちらを読みました。4作全て高校生が主人公の短編集で、商業デビューコミックスとのこと。
私はすごく好きな作品でした。
特に表題は余韻が苦しくて。読み終わった後にタイトルと表紙絵を見ると更に。
子供というほど子供ではないけど、大人と言えるほど大人でもない。
脆く不安定で目の前のことで精一杯の高校生の等身大の感情が痛いくらいに伝わってきます。ハピエンもあれば、そうでないものもあり。
可愛いお話も入っていて、読み終わるころには気持ちが浮上したんですが、
ラスト2ページの2枚の描き下ろしイラストでまた表題にグンと引き戻されます。せ、切ない・・!
何がそこまで私に刺さったのか上手く説明できませんが、久しぶりに引き摺るような胸が詰まる思いをしました。この作品を読んだらなおさら「うつくしい~」が読みたくなってしまったーー。
響くぅ
2021年3月31日
短編苦手女にも響く大満足の内容でした。
切ない終わり方も余韻が残って良い。
泣きっぱなしでした…良い!
2021年3月23日
この短さでしかも短編集なのにすごい満足感。ストーリーも登場人物それぞれの心情も描写が丁寧で的確で入り込めます。粗いタッチだけど画もとても上手で、セリフだけでなく表情とか仕草できちんと語ってくれてる所も好きです。学生モノがこんなに心に響くような歳じゃないはずなんだが…読んでて涙が止まりませんでした。全部いいんだけど1番最初の話がホント切ない。ここで終わるからこそ印象に残って良いんだろうなと思いつつも…続き気になっちゃいますよね。是非作者さんの他の作品も是非読んでみたい。
素晴らしい
2021年2月14日
全て独特の余韻がある作品です。特に表題作、切ないけれどとても良かった!作中にあるように「人生って思い通りになることなんてほとんどないけれど、それでもみんな生きているんだよね」って心から思います。他の方のレビューを読むと小松先生もしかしたらもう描かれてないのかなぁ…と不安に思ってしまいましたが、いやいや決してそんなことない!と信じたいです。先生の作品をもっともっと読みたいです。
読み返すたびに泣く
2021年1月25日
今日久しぶりに読んで、また泣いた。短編集で4つのお話が入ってますが、どの話も心に刺さります。しみじみと彼らの思いが胸に染みこんできます。切ない話も明るい話もありますが、楽しい話の中にも、健気で可愛い姿に胸が熱くなり泣けてきます。一口で言うと、どれもいい話なんです。物語と心情描写が優れている。最後の書き下ろし2ページなんて、セリフも何も無いけど、切なさが胸に迫ってきます。余韻が半端ない。文字で説明されて無くても、絵柄で勝手に気持ちを想像してしまうんですね。
私にとって、とても大切な一冊です。もう今は書かれていないのでしょうか。この話の続きでも、新しいお話でも、どちらでも読んでみたいです。
切ない
2021年1月18日
短編集。どのお話も、その先が気になる切ない終わり。
特に「最後の命令」が好きでした。
どれも素晴らしい短編集
2020年8月11日
穏やかに進むドラマ。どれも余韻を残して終わる。先が知りたい。でもここで終わるから素敵になっているのかも。いい作者さんを見つけました。
全部その後が読みたい
2020年7月15日
短編集 全作品素晴らしい いや本当に素晴らしい 泣いた 彼ら全てのその後を知りたいですー (特に辰郎くんが好きすぎて何度も何度も何度も読んでしまうw)
切ない切ない切ない!
2020年7月13日
絵が好みで購入♪あー切なさが爆発。こういうのいいなぁ。結末がしっかりあるのではなくて、フワッとした終わりが個人的に好きなのですが、ほんと続きが読みたくなる作品ばかりでした。一冊読み終わる頃にはすっかり小松先生の虜。よし!全作品読む!
よかった
2020年6月29日
どの作品も、切なくて。何をどうしても、どうしょうもないことってあるよねって思わせる短編集。表題作の一緒に生まれ育った場所を愛する人と、愛せない人。「大好きだった・・・心の底から」って、言葉とともに青春が終わったのだなと思いました。
短編集です
2020年6月7日
1つ1つのお話の中身深くて…続きでないかなって期待しちゃいます。淡い恋っていいですね。
素敵な作品だった!
2020年4月23日
以前から気になってたので読んでみました!結果、買って正解だった。短編でしたが、切なかったりキュンとしたり、うまく言えないけど、思春期の繊細な感じ?が上手く描かれていてとてもよかったです。何度も読み返すと思います。
読み手の想像が広がる
2020年1月15日
表題作含め4作品の短編集です。表題作と2作品目はラストがハッピーエンドでもアンハッピーエンドでもなく、2人の恋愛が始まってもいないです。でも表題作は題名の通り、相手のことを考えるのかな…と、ぼんやりとハッピーエンドを想像してしまう読後感でした。2作品目は、いつまでもその想いを残して、きっと再会出来ないし捜さないんだろうなと切なくなりました。この2作品目とは変わって、3、4作品は両方共にハッピーエンドでした。特に3作品目は初々しくてかわいかったです。4作品目は唯一Hシーンがあるストーリーでしたが、お互いがとても大事な存在だと、とても伝わる話でした。デビュー作にしてはかなり質の高い作品だと思えます。ただ難点は、まだ描き分けが甘い所でした。表題作初っ端からどっちだ?となりましたし。でも、画力や個性はとても気に入ったし、ストーリーも抜群で、買って良かったと満足の1冊です。
切なさしか残らない・・・でも、
ネタバレ
2019年12月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 4作品の短編集からなる本です。
どれもこれも切なくて、個人的に1・2作品はバットエンド。
唯一3作品目がハッピーエンドで、4作品目はメリーバットエンド、と言った所でしょうか。
3作品目が可愛くて、えちは有りませんが、この作品が無いと本当に辛い作品集と言う感じになってしまっているのかなぁと。
4作品目はえち有りで、この作品の中で1番BLぽくなっているかと思います。
それでも、攻めの一途な想いにやられました。
本当にバットエンドは心に突き刺さるモノがあります。
シーモアで初めて購入したのがこの作品がなのですが、当初はどうしても好きなれなくて、読みたくなくて、結構な葛藤がありました。
でも、こうして読み返すと、現実はハッピーエンドなんてそうそうないんじゃないかと、2作品目を読むとそう思わずに居られませんでした。
当時、★ひとつに採点した自分が悔やまれます。
レビュー内容を訂正し、★も満点で採点させていただきました🌸
全部
2019年12月26日
凄い良かった。余韻の残るお話ばかりで、まだまだ続きが読みたくなります。
人の複雑な気持ちや切なさ・優しさだとかを表現されるのが、凄く上手いです。
ストーリーも良いし言うこと無し。

この方の長編作品も是非読んでみたい。
『うつくしいたましい』が単行本になるのを楽しみにしてます。
良い
ネタバレ
2019年12月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 純粋系でこんなbl待ってましたって感じの、胸が苦しくなるような切なくて純粋な2人の物語に感動しました!!
切ない、けど良い
2019年12月17日
最初の短編で、もう涙が止まりませんでした。切なすぎる。美しくて綺麗で、でもいちばん現実的で、とても良かったです。何度でも読み返したいと思います。
いや、良かった…
2019年12月16日
短編集で満足したこと今までほとんどなかったけど、これはどのお話も良かったです。短編ならではのまとまりかた、最高です。前半の作品がかなり切なかったので、後半の作品に救われました。この作者さん、これからチェックしていきます❗
現実的かな、
2019年10月24日
今まで見た中でも結構リアルな感じがします。男同士に対する周りの目だったり、綺麗事だけで済まされてないのが良かった
大満足
2019年10月6日
短編でした。切ないものからくすっとくるものまであり、とても充実した内容でした。ぜひ読んでみてください。
切ないところが癖になる。
2019年9月5日
何度も読みたくなる作品。
後にも先にも、タイトルと作家名を覚えたのはこの作品のみだと後から気が付きました。
この作家さんの作品をもっと読んでみたい!と思えました。
短編集ということもあり、一作品がとても短いです。登場人物の将来をもう少し見ていたい気もしますが、そこも含めて青春の儚さを上手く表現されているのかなと感じました。
甘くて切ない少年の感情の揺れ動きが最高
2019年8月24日
少年たちの思春期が心に深く刺さりました。切なくて甘くて、ストーリーもとても読みやすく素敵です。特にヤンキーと気にしい君のお話は個人的にグッときました!別のお話も読んでみたいくらいオススメです!
辛い、切ない、でもまた読みたい!!
2019年8月12日
短編集とは思ってなかったので、表題作が上京する電車の中のタカシの姿で終わってしまったのには、思わず「えっ」と絶句してしまいました。辛かったです。泣きました。タカシが好きな豆腐だから豆腐屋継いだのに、食べてくれるタカシが居なくなってヤスはどうなるんだろう・・・タカシは夏休みに戻ってくるんだろうか・・・何年かしたらヤスは思いを押し殺して結婚したりするんだろうか・・・想像力をかきたてられます。是非続編が読みたいです。2話目は超短くて、背景とか理由とか全くわからないながらも、胸にグサッとくる切ない話。3話目はちょっとクスっとできる可愛い話。4話目は切ないけれどハピエンでホッとできます。これがデビュー作とのことなので、今後も追いかけたい作家さんです。
好き
2019年8月12日
短編のどれもがそれぞれ等身大の高校生で描かれていて、一つ一つの話が短いのに出てくる男の子達の繊細な未成熟さが美しく描かれていて、とても美しいです。
タイトル通り、彼らはこれからもずっと『君』のことを考えながら生きていくんだろうなと。
何度も読み返したくなる一冊に出会えてよかったです
思春期5cpどれも良かった◎
ネタバレ
2019年8月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 初読み作家さんの初コミックス。すごいわ〜。どの作品も思春期の拙い価値観の中でもがいている熱さや苦さが伝わるとても好きな話ばかりでした。今後も期待大です(^^)

1:『表題作』田舎町のDK幼馴染親友モノ。豆腐屋息子ヤスと東京の大学志望のタカシの話。閉鎖的な田舎から出たい17歳の価値観の中で悩み、タイトル通りまず先に進むタカシ。好きな小説を読んでいる様に引き込まれた。将来二人の軌道が交差する後日譚を是非読んでみたいなぁ。

2:『最後の命令』これも◎DKの忘れられない一頁をおとなになった二人が語り合える日が来るといいな。

3:『Young oh! oh!』可愛い◎ヤンキー辰朗くん最高♪ヲタクくんの保身に走っちゃう気持ちもわかる。純粋な二人が眩しい◎

4:『夜明け前が一番暗い』家族の為に良い子でいた要の苦しさと、それを全部見守って寄り添ってくれた大。かけがえのない存在の有難さってすぐは気付かないもんね。
青い春
2019年7月19日
オムニバス形式の作品です。そしてどれも物足りないところでエンド。青い春とはそんなものでした。
都合のよすぎない
2019年4月8日
短編四話収録。表題作を何度も読み返しては、はぁーっと切なくなります。イチャイチャラブラブを求める方には、おすすめしません。この都合よくうまくいかないところが、すごくリアルに感じます。時々ポツリと漏れる本音がとても切ないです。
抒情詩のような。
2019年2月23日
すごく静かな作品ばかりでした。音がまったく似合わない作品ばかりでした。海辺のシーンとかでも 波の音なんかが聴こえなくって、ただ メインキャラの二人の静かな会話だけ、みたいな。最後の作品だけ Hなシーンあります。他のは 主に 心の描写が多かったです。だからなのかな、静かで、音が似合わない一冊だと思ったのは。
せつない~
2018年10月14日
内容知ってたけど、ずっと読めずにいた作品。
めっちゃ切ない。
これってBLって言うか、男女でもあるし
単純に友情でもあることだと思う。

この世界観、好きだなぁ~
絵もきれいだし、言葉が多すぎないのも良い。
切ない
ネタバレ
2018年10月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 予想と違って終わり方が切なかったです。切ないからこそ面白かったけど、ハッピーエンドになって欲しかったー続きでないかな。
深いい‼︎
2018年10月3日
短編物4作でしたが、全作とても心にジンときました。特に『それから、君を考える』ヤスがタカシを
思う切ない気持ちが、うるっときてしまいました。
他にももっとたくさん書いて欲しい作家です。
好みはあると思うが、、、
ネタバレ
2018年10月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 表題作の終わり方について続きが欲しいとの声もありますが私はこれで良かったと思います。このやるせなさが現実感をだしているというか…。上京前日の幼馴染の言葉はいつ読んでもグッときます。ハッピーエンドじゃないBLは貴重なのでそういう切ない話を読みたくなった方は読んでみて欲しいです。
(・∀・)
2018年10月1日
切なくてもハッピーエンドがやっぱり好き!1つ目と2つ目はただ切なかったなあ( ToT )
短編集なのですが
2018年9月29日
短編集って中に一つくらい面白くないのがあったりするのに、全部良かった! あとに残る余韻が切ない。その後のストーリーを勝手にいろいろ想像してしまいます。
オムニバス
ネタバレ
2018年7月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 田舎町に暮らすヤスとタカシ。タカシは田舎を出て東京へ行くことに。ヤスはタカシのことが好きだから本当は言って欲しくないと思っているけど、タカシの前では頑張れと応援するのが切ないです。翌日東京に行くという時に告白するヤス。見送りに行くと言ったけど多分辛くなるからいけなかったんだろうな。
切ないけどどれも素敵なお話でした。
大好きな作者さま
2018年6月1日
作者さまが個人HPで漫画を掲載されてた時からのファンです。どこか切なくて、寂しくて、愛おしい、ずっしりとした余韻の残る作風を愛しています。『夜明け前が・・』の台詞、グッときました。HPはもう見れなくなっていたので、こうして作者さまのお話が読めて、とても嬉しかったです。応援しています。
泣ける
2018年5月6日
一話目切な過ぎて泣けて仕方がない、三話目が可愛い話で浮上出来たけど。全編思考をフル動員、余韻が凄い。 画力の高い作家さんで好みです、スタイルブック描かせてみたい。
全体的に切ない短編集。
ネタバレ
2018年2月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 短編4話入ってますが、やはり、表題作が一番胸に刺さりました😩

幼なじみのヤス×タカシ。タカシが大学受験で田舎を出ると言い出して…。誰よりも、受験を応援してないのに、自分の気持ちを押し殺し、どんな気持ちでタカシを応援し続けていたのか。悪意の無いタカシの発言を、どんな気持ちで聞いていたのか。ヤスの気持ちを思うと涙が止まらなかった。東京行き前日の二人の会話には、もう胸が締め付けられた。泣きながら、東京行きの電車に揺られるタカシは、何を思ったんだろう。想像力を掻き立てるENDに、涙がとまりませんでした😩

《Youog~》は、微笑ましかったな~。予想外の始まりの中で、ホントの自分をさらけ出し、受け入れてくれる相手に出会い、自分の殻を打ち破っていく初々しいcpのお話でした😊

《夜明け前~》も良かった。幼なじみ大輔×要。
破綻していく家族の中で一人頑張り続けた要。そんな彼を側で見続け理解している大輔。大輔が要にかける言葉が、ホントに納得できる言葉の数々で…身に染みた。最後の要から大輔への言葉。それを、涙ながらに受ける大輔に、二人が、どれだけ想い合ってるのかが伝わるラストが素敵で泣けた。

正直、表題作に心を持っていかれ、他の作品への気持ちの入り方にムラが出てしまいましたが、短編ながら、どのお話も読み応えがありました。次の作品も、楽しみな作家様になりました。
最高に面白い
2018年1月31日
短編は好みではないのですが、この作品は面白かったです。特に表題作は続き読みたいくらい良かった...うるっときました。
心がもってかれる
2017年8月8日
わわわ。これは心を持ってかれる。
顔の区別がつきづらいとか、絵がまだ拙いとか、お話がどれも心残りな感じで終わってるとかあるけれど、この短さでこの空気感とか、感情の引きはすごい。
切なくて愛しい感じ。
心がきゅーってなります。
デビューしたばかりだと、どうしても単話ものを数回描かなければならない編集方針とかあるだろうからしょうがないのでしょうが、まじ続きを読みたいです。特に表題作。
エロ目的の人には全くおすすめできません。感情の揺れというか心情を楽しみたい人に。
今後の長編作品が楽しみです。
総184ページ。
繰り返し読みたい
ネタバレ
2017年7月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 読む前は、レビューの感じと、このページ数で4話は少し物足りないかなと覚悟して読みました。そして、初めて読んだ後は、正直、物足りないと思いましたが、もう一度読んだら、今度は、とても満足度が高かったです。どの話も良いところで終わっているので、それが嫌な人はダメかもしれませんが、私はだからこそ何回も読む度に更に良く感じるんだろうと思いました。4話全て良かったのですが特に表題作が、とても好きでした。タカシが主人公だった事でヤスの片想いをより切ないものにしていて、本当に上手いと思いました。それから、全話、相手に「好き」と伝えるシーンが印象的で凄く良かったです。
同時収録作も良かった!
2017年6月27日
表題作も良かったのですが、最後に収録されている『夜明け前が一番暗い』このお話が凄く良かったです…! 個人的にこの話だけで星5つつけてます。重たいテーマと、まだ大人になりきれてないもどかしさとか色々な悩みが交じり合って、温かさに触れて少しずつとけていく様が綺麗でした。涙が流れて、辛い思いも一緒に流れて行くように感じました。素敵なお話を読めて満足です…!
凄い完成度でした!
2017年6月23日
短編集です。4つのお話が入っています。最初の田舎の受験生のお話とヤングオーオーという私ら世代には懐かしいタイトル名のお話が切なくて好きかなぁ!田舎の子のお話はその後が是非知りたい終わり方なので特に続編とか読みたいです。最後の幼なじみの二人のお話は切なさもあるけど最後は通じ合えたので良かったです。
それにしてもデビュー作とは思えないです!お話の構成とかもまとまっているなぁと思うし今でこのレベルならこれからの作品がめちゃ楽しみです\(^o^)/
泣いた・・・
2017年1月22日
すごくぐっときました~!泣いちゃいました。表題作がすごくよかった…切なくてたまらない!これがデビュー作なそうですが、セリフといいモノローグといい言葉選びがすごく素敵で、それで泣かされちゃいますね~。最後に表題作のおまけ漫画があるのですが、それも切ない…かわいいんだけど本編読んでるからじわじわ切なくなっちゃいます。他のお話もそれぞれ違う趣向で、でもどれも良かったです。ギャグが面白いのでそこも注目です。
素晴らしい!
2016年1月17日
感動しました!
短編集ですが、それぞれの話の終わり方がきれいで読了後すっきりとした気分になりました。購入してよかったです!
良かった❗
2015年11月19日
短編4つだけど、ひとつひとつが読み応えありました。バッドエンドの話でも前向きな未来が期待できるかんじで、長く読みたい気持ちはあるけど、この短さがベストなのかと思います。でも、絵もキレイだし、見せ方がとても上手なので、続編見たくなっちゃいますねー😄
好きとういう気持ち
2015年10月22日
キリキリ、キュンキュン、チリチリ
切ないや甘いだけじゃない、心がえぐられるような好きという気持ちが詰まった本。
よかった
2015年10月21日
絵と好みだし、話もどれもあったかい気持ちになるもので好みでした(^_^)泣けます
奥行きのある読後感でした。
2015年10月6日
好きな感じでした。
無理のない世界観と切ない心情描写が好きです。
これからの作品も期待しています。
少年から大人への狭間を切り取っている
2024年10月31日
どの短編も余計なモノは削除して、大人の男になる前の一瞬の煌めきが切なく眩しい。
表紙がとても素敵でした!構図も好きです。背景画に叙情がありとても効果的だと思います。
表題作が特に感じたけど、BLによくありがちな結末にはならず、読者への軽い裏切りが逆に気持ち良い。
気になった点は、書き分けがもう一つで分かりにくい箇所もありました。
あと、みんな少し泣き過ぎかな。
でも何度も繰り返し読む毎に印象が変わっていく作品だと思います(2024.10.31)
短編集、どこか寂しく哀しくなるお話。
2024年5月30日
短編集です。オタクのお話以外は、どこか寂しく哀しくなるような雰囲気があります。自分が見えていなかったこと、後から気づいても遅いこと、もう戻れないこと。人生。人生のトラウマを払拭して生きることができる人は幸せだよ。
3.5☆
2022年5月9日
4作品、短編集。絵が好き。青年マンガタッチのような絵というか、目に魅力がある。
どの作品も短編ですが、それぞれ読みやすく良かった。表題作「それから、君を考える」の余韻が...ヤスの気持ちが切ない苦しい。タカシどうなの?っていう。このタイトルなんだろうか?うぅ...それから、が知りたい。評価は3.5☆
よかった、でも切ない
2022年3月7日
一話目が好き、よかった、でも切なかった。自分で続きを想像してみたが想像がとぼしい、その後が短編集でいいので読みたいです。
泣ける、というより切ない
ネタバレ
2021年9月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 泣ける、までは正直いかない。けど、同性同士ってこういう切なさがあるよねって感じ。
東京に行きたい気持ち、田舎に残る側、そういう青春の一コマ。全ての恋がハッピーエンドではないし、環境が変わる故の別れだって勿論ある。
BL脳で考えるとこの先多分ずっと想い続けるだろう、帰省した時に再会して、一波乱あってハッピーエンド?バッド?どっちも考えられるというか考えるのが楽しい。
東京で色んな人に出会ってきっと価値観も変わるだろうし、そうなるとハッピーエンドの未来はあまり期待できないんだろうな、とか。
短編だからこそできる未来予想、それも込みで楽しめた。
でもやっぱりBL脳なので、いつか二人の再会を見てみたい。
思春期の苦くて甘い記憶
2020年11月28日
受験、人の目、初恋…好きなことも嫌いなことも全部、全力だった10代の頃を思い出す。
BLというよりは、回顧録。
なんてか
2019年12月14日
最後の海のヤスが切な過ぎるわ。2話目の続き求めたい、切実に続きが読みたい、そしてハッピーエンドにして欲しい。最後の話、良かったです。心の弱さを全面に出した思春期の男の子達っていいよね←
評価も頷ける
2019年9月14日
心に残る、短編集。
四つの話、それぞれ高校青春が主体で描かれておりまして、報われないままかハッピーか半々です。
が、全体の印象としては、切なさが際立っている感が強いのと、描かれているのが一区切りまでで、続きが気になる状態で話終わる感じです。
好印象だから気になるのだけど、物足りないで終わる、というのが、なんとも、、
そのやるせなさがまた良い、と思える方には向いているかと思います。
自分は好きなものはハッピーエンドまでみたい派なので、★4で。
4本目の短編が特におすすめ
2019年8月26日
電子184p、2015年?月発行。
4本入ってて全て思春期(高校)主軸のお話。比較的明るい2本目(ハピエン)以外はある意味卒業に絡む話なので切ない系。2本目以外は恋愛というよりもう少し広い人と人との関係性についてが主眼になってるのでストーリィ重視の人向き。
サンプルの1本目表題作が気になって購入したのですが、読み終わってみると他レビューにあるように、最後の短編「夜明け前~」が一番良いしインパクト強いです。これは繰り返し読みたくなる作品。短期逃避行ものだけど、必要な物が必要なだけ過不足なく配置・構成されて極限まで削っているので短編だけど読み応えがあってとてもすっきりしている。BL的にはハピエン。エ□あるのもこれだけ(軽い描写)。
他2本の切ない系は、短編としてまとまっているけど卒業別れなのでどちらもその後が気になります。
切ない…
ネタバレ
2019年8月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 表題作が、すごくいいのに切なすぎて… これ絶対続編で幸せになってほしいのですが、あの波打ち際、じつはそばに会いに来ていたりしませんかね??知ていてほしいよ~!!! ハピエン好きにはつらいお話でしたが、絵もお話の進め方も好みでした。
良かった
2019年8月12日
切ない話もあったけどどれも良かった。ドラマ観てるみたい。絵もすきです。
優しいですね
2019年3月14日
読み切り短編集です。どれも相手の事を大事に思ってる感が強く とても優しいお話しです。表題作の続きが読みたいですねー。何年か後がどうなってるか。気になります。
せつない
2019年3月6日
ひとつひとつのお話が少し短く思いましたが、それでも満足感はあります。
表題作+
2018年12月9日
他作品が入ってます。個人的には最後の夜明け前。。。が好きです。全作品が内に秘め過ぎ感はありますが。人物が似てて表題作は特にどっちか見分けつかない時がありました。なので、星4。
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作家名: 小松
ジャンル: BLマンガ 同級生(BL)
出版社: プランタン出版
雑誌: Canna