このレビューはネタバレを含みます▼
回を追う毎にキャラが増えていてこのままとっちらかってしまうのかと心配。
今巻はユキちゃんと武道家のお父さん出てこないしブティックの店員もフェードアウト?
親切にしてあげたおばあさんキャラは前巻で焼き芋したおばあさんとは違いますよね。
どれが固定キャラなのか読者は不明な内に、更に新入女子社員高田さんを登場させたけど、作者は移り気、飽きっぽいのですかね。
高田さんの同期桜場さん眉毛の位置が高く白髪眉毛なのが気色良くない。当初、高田さんに心無い仕打ちをしていた落合さんは直ぐに出番無くなって、その役回りは課長におさまったようです。最初から落合社員は不要ではと?
キャラが次々に登場してくるほど散漫になって読者は混乱したり、特定のサブキャラに感情移入するのを抑制してしまい段々楽しめないという副作用を作者と編集者は理解して欲しい。
読者は「ふたり」の兄弟の家庭生活からファンになったことを忘れないで下さい。
今巻は妹の面白い言動が無かったし、兄の愛情ある意地悪な振る舞いも殆ど無い。(1067憎しみ は除く)
いきなりコミケと思しき即売会のやり取りの情景が描かれていたが、即売会を知らない人が読んだら意味不明です。
これは何かイベントなのかということはわかるけど、説明ないのは不親切。
立ち読みして帰ったら何故友人が腹を立ててしまうのか? 一時間に6冊も頒布できたことがなんでスゴイのか。
サッパリ理解しにくい描写です。そもそもこのシーンいるのかな?
仲よし大作戦も意味不明な回でした。かっこいいじじい の回もいきなり出番の少ないキャラクターが大集合でよく意味が分かりかねます。1071サプリの回も三次元四次元も意味不明で何を面白がれば良いの?
1073休みではない の回のようにニートが社畜を斜に見るのは何度も見てきたのでもう飽きました。
漫然とキャラを増やしていたことの弊害を感じますね。
丸山君を駅からストーカーしてきた女性が友晴君に心が動きましたが、その後の展開は特に無いのですね。友晴君の出番はこの回だけですか…
あと兄妹とお母さんとのやりとりですが、母が常に兄妹たちの言動の一歩上をいくしつけ教育や一般的価値観によって兄妹の甘えを峻拒する様をギャグに落とし込む為に作者はかなり苦労されているようです。その結果あんまり面白くなくなっています。(1060ごまかし の回はスタンダードで面白かったですが)