君は夏のなか
」のレビュー

君は夏のなか

古矢渚

一文字変わっただけでも二人の関係性が解る

ネタバレ
2019年8月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者様あとがきには「たかが一文字されど一文字」とありますが、前作からの二人の関係性の変化を表すのにこれ以上ない一文字変更です!こういうセンスも素晴らしいですよね~。
渉と佐伯の二人については少しずつゆっくり進展していくのだけど、それがモダモダ感を感じるとかではなくて、まして逆にこの二人がサクサク進む方が違和感を感じてしまうので、佐伯には悪いけれども今後も渉に合わせてゆっくり進んでほしいな~。
そして、周囲も良い人ばかりで、なかでも前作から登場している「名誉眼鏡」ことぐっち(関口くん)と、何やら勘づいてそうな映画館スタッフの新見さん、是非この二人会わせたいです(笑)そして、渉に嫉妬を教えてくれた(?)アシスト役の秋吉くん。ちょっと彼の話も掘り下げて読んでみたい気もします。彼のおかげで千晴呼びも定着し、渉が照れれば千晴が照れ、読んでる私も照れる(*/∀\*)この純朴さが作者様の作風にぴったりなんですよね~また続きが出ることを強く願う作品です。次のタイトルは何になるかな~
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