このレビューはネタバレを含みます▼
普段あまりオメガバース作品は読まないですが、こちらはいい意味で意表をつかれました。
オメガの本能に理性で抗い、心までは奪われないと葛藤する礼(受け)と、遺伝子レベルを越えて、理性を必死に繋ぎ止める礼に強く惹かれる悠仁(攻め)。
礼の心が欲しい悠仁の真っ直ぐで絶対的な強さに、次第に体だけではなく惹かれていくけれども、理性でそれを否定しながらオメガという性と葛藤する礼の心の動きがとても伝わり、引き込まれます。★は4.5です。
二人の7年後の様子が描かれていますが、続編があったらぜひ読みたいな、と思います。