暁のヨナ
」のレビュー

暁のヨナ

草凪みずほ

内容は感動、人物名が損をしてる。

ネタバレ
2019年8月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 読むことはないだろうと思っていた作品です。登場人物名がそろって某国風で、幻想歴史モノを少女漫画でまで推してきたかと。
ファンタジーは楽しいものです、だからこそ人の頭に侵入してくる。現実の歴史認識までおかしくし兼ねないと警戒しておりました。
基本的にはその考えは変わらず、どんな作品に対しても冷静な目線が必要だと思っています。
結論としては10巻まで読んだ限りでは、人物名は韓国風でなくて良かったのでは?です。中華で行けばよかったのに。
全体的にふしぎ遊戯を恋愛を薄くした感じでしょうか。
読み始める前に沢山のレビューを読んで、似た作品や、ハラハラドキドキというよりチートで味方が毎回勝っちゃうよ…という予備知識がありました。
そのお陰でそういうことかと思いながら読めましたが、事前情報がなければ、つまらなく感じたかもしれません。
が、安心してストーリーを追う事に集中できるとも捉えられます。どんな作品もハラハラさせても結局は結末へ進むことは最初から決まっているのですから。
個人的にユン君と、青龍の話と、テジュンの話はよかったです。
…本当に名前が違ったら良かったのに。良い作品なのに残念です。
現存する国を意識させる名は、友好な関係の国にした方が良いでしょうね。
物語は飽くまで幻想だから素敵にみえてしまうけれど、日本国民を憎み敵対している国は現実として警戒しなければいけません。幻想物語で憧れたり、理解できたように感じても解決になりません。
ちなみに某国出身の友人も居りますので人を差別する意図はありません。
国策と教育は、大変な影響力があるとは思います。
人間はいつの世も欲深いですね。
誰もが今持っている物を誰かに分け合い、多く持つ者はそれに気付いて分けてあげる、少なく持つ者は敵を見誤らず誇りを持って現実に対峙すること。
誰かが多く持てば誰かが失われるのだと学び、欲深さで地球を壊さない事が大切だと思います。
私達の生きる現実でも、日頃の働くから学ぶ娯楽まで、本質を考えて
本当の賢さは、思いやりこそが人間の素晴らしさだと気付く事だと思います。
それは黙って奪われる事でも、酷いことをされっ放しにする事ではありません。
日本の漫画は少年少女がいつも頑張ってますが、本当は大人がやらなくてはいけない。
大人になったら仕事やお金や生活に追われて見えなくて当たり前、という洗脳から抜け出ないと。
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