家族だから…。

ハート・チョコレート社はイーサンがいないと弟のガブリエルでは倒産します(笑)しかし、買収先に行くのも億劫がって、正に鈍感を絵に描いて、保守に磨きをかけまくったような社長イーサン。学生時代のエピソードが教えてくれる通りの面倒な人筋金入りです。仕事以外では優柔不断で人情家で義理堅く正に保守の権化。セイディーはこれからも前途多難でしょうね。友人ビルの愛娘エマの後見人として面倒を見なければならなくなったことからセイディーを手放せず、その決断に右往左往する物語です。片思いと思い込んでいる二人の、もうじれったいコトこの上ないのですが、笑いも含んで展開していく物語にのめりこんでしまいました。そこには、恋の進展だけでなく、兄弟の家族という絆をガブリエルの恋を描くことで語っています。どんなことでも許してしまうんだ家族だから。そう言えるのはそれまで育ってきた家族を愛し愛されたからですよね、羨ましい限りです。そして、イーサンとセイディーもエマと家族になるのでした。