苦いのテーマ
」のレビュー

苦いのテーマ

阿部あかね

もしも男女だったとしても

2019年8月21日
これは凄いです、苦いって表現がまた何ともピッタリかもしれません。踏み出してしまうかしまわないのか、人によるのかもしれないけれど。愛する人が居て幸せな日々なのに、って誰にでも起こりうる事です。心理描写が凄いと思いました。日常の中に小さな綻びができる、隙間にするりと入ってきてしまう、男女でも同性同士でも関係ないです。
冒頭が本当に幸せな2人なんです。そんな姿がずっと頭の中にチラついて、後半にかけて、修羅場に至ってはこちらまで心臓がバクバクしました。
先輩もいい人で報われない人だから余計につらい。
色々考えさせられる作品です。
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