蜜髪
」のレビュー

蜜髪

明本由

表題作+リンク3作品 3CPの恋の群像劇

ネタバレ
2019年8月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 表題作+リンク3作+描き下ろし+電子限定描き下ろし収録。明本由先生、初コミックス作品。表題作からどんどん拡がるストーリー展開で、同じ世界観なので読みごたえあり。それぞれが長い間心の中に秘めていた大切な恋。知られないようにしてきたのに溢れてしまう…。片想いの切なさがジリジリ描かれてじんわりしました。実った恋、実らなかった恋、どれも愛しく優しい読後感です。個人的に比嘉兄弟と正志のお話が好みでした。★4.5 (※追記「純愛風俗」収録短編「君の甘えかたと躾け方」は、都とじろさんのその後お話でした。続きがあって嬉しい!)



「蜜髪」
「素髪」
幼馴染の真澄とユキのお話。ユキは大学に入ってから女装するようになる。長く伸ばしたユキの髪に触れる大学の先輩・比嘉の存在に気付いた真澄は、何故か苛立ち…。

「恋の終わり」
比嘉(都)のお話。兄の恋人・正志がずっと好きだった都は…。

「いつか縁側で将棋でも」
「明日の朝は味噌汁と」
正志と都の兄・樹のお話。隣同士で幼馴染の二人は親友というより兄弟のようで…。描写は見えない感じで。チラリは白抜きにて。

「恋の始まり」
都と、サークルの先輩・じろさんのお話。描写は見えない感じでちらっと。
(「純愛風俗」収録短編「君の甘えかたと躾け方」にその後の二人のお話あり)

「あとがき」1ページ

「明日の朝は味噌汁と -その後-」描き下ろし3ページ
樹×正志

「電子限定描き下ろし」2ページ
真澄×ユキ
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