このレビューはネタバレを含みます▼
表題作(短編)+短編3作 既刊「蜜髪」(比嘉)都とじろさんの短編収録。4作品中に3作品にエロあり。描写はトーンに白線修正にてたっぷりめ。短編という少ないページ数の中に、それぞれの気持ちの揺れ動きが丁寧に描かれていて、切り取られた山場のシーンにすっと引き込まれます。全83ページ・250ポイントで、価格的にも内容的にもかなり満足度高めの作品かと。(←個人的感想)
★
「純愛風俗」
小説家の友人に、風俗ものを書く為に疑似体験したいと迫られて…。「友達」という壁を越えてしまった後に見えたものは…。
「ぜんぶいいよ」
腐れ縁の友人・ヤマと鹿野。ヤマの失恋で飲んだ二人はふざけるうちに…。健気な想いが見え隠れする瞬間に、二人の気持ちは高まって…。
「王子様の隣人」
アパート隣人で同じ会社の桜路と姫宮のお話。姫宮のいろいろな一面を知るうちに、恋を知った桜路は…。「桜路」が「王子様」になる瞬間が素敵。こちらはエロなし。
「君の甘えかたと躾け方」
既刊「蜜髪」収録短編「恋の始まり」でCPになった都とじろさんのその後。まさかここで二人が出てくると思わなくて歓喜!たっぷり濃厚エロにニヤニヤが止まらない短編。