このレビューはネタバレを含みます▼
無料分しか読んでないのですが私には合いませんでした…。
以外、がっつりネタバレがありますので、未読でネタバレを気にされる方はご覧になることを勧めません。ここで引き返した方がいいかと思います。
美世が嫁ぐ時に、これまで虐げられていたのを放置していた父親が綺麗な着物だけ用意していましたが、体裁を取り繕うなら着物だけでなく嫁入り道具をもっと揃えるべきでは?と思うのにそういうこともないのが気になりました。また、美世の家よりも格上らしき清霞の家への縁談なのに、教養もなく花嫁修行もしていない美世を送り出すのも不自然に感じました。更に、使用人のように扱われているとはいえ、美世はあの家の人間なのに食事が用意されないなんてことがあるものかと不思議です。父親に食事を与えるなと使用人たちが命じられているのならともかくそういう描写もないし、せめて食材くらい残しておくのが人として普通じゃないのかと周りの環境にたいしても不思議さが拭えませんでした。
美世の不遇さを印象づけるためのエッセンスなのかもしれませんが、あまりにも現実的ではない感じでそういったところが気になって気になって仕方なくて読みながらストレスとなってしまい、購入してまでは読む気にはなれませんでした。
設定の矛盾や不自然さが気になる方にはしんどいかもしれませんが、きっと美世が清霞に気に入られ愛し合うようになってシンデレラストーリーを駆け上がっていくのであろう展開はきっと楽しいのだろうとは思うので様々な困難を乗り越えながら二人には頑張ってほしいと応援したくなります。清霞のように不器用そうな男性が美世のように素朴で優しい女の子を大切にしているお話は大好きなので、いつか気が向いたら続きを読んでみようかなと思います。