ちょっと黙って
」のレビュー

ちょっと黙って

山野でこ

言葉があっても通じないことは多々ある

2019年8月26日
電子164p、2018年1月24日発行。あらすじ略。終盤以外は基本受視点。サンプルでは冒頭のいきなりチューが昔のBL的強引展開で違和感がぬぐえず直後の攻の行動も強引なんだけど、公開サンプル以降の頁では、最初から攻は必死さあって読み進めると好感は持てるし終盤諸々の行動が納得できる理由がきちんと描写されているので構成としてきれいに整ってる。受が思いの外、素直な性格なのもよかった(弟以外眼中にない超ブラコン設定なのかと思ってた)。
BL要素以外にもちゃんとテーマが設定されているので、その点でも楽しめました。
画面はアレですね、台詞が多くてウザいところもあるけど、異能の性質上仕方がない。そういう設定だしね笑。
続編だけどやはりこれだけ読んでも全然大丈夫だった。あとで前作も読みましたが、個人的にはこのCPが好きです。他評価に合わせると☆4だけど、作家応援と個人の嗜好で+1。
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