欲しがりません収穫までは
」のレビュー

欲しがりません収穫までは

舟斎文子

楽しかったです

2019年8月31日
農業男子高校生の可愛い恋のお話で、表題作名の通り恋の種が蒔かれて、芽が出て、雨風にも負けず一生懸命二人で育てて、収穫されるまでのラブストーリーです。
最初、正直なところ牧田君みたいな受けは苦手でした。たぶんこの時点で好き嫌いが別れるのではないかと思います。一生懸命なんだけどちょっとメス化してる部分が無理でしたが、だんだんと気にならなくなりました。きっとそれは仲間たちのおかげです。牧田を囲むお友達連中が(ちょっと甘やかし過ぎるけど(笑)みんないい子たちで、ほんわかしたおかげだと思います。牧田と藤堂の初恋が実ったのは、彼らの支えや後押しがあればこそ。藤堂の叔父さん(先生)もいいキャラでした。
本編とは別に気になることが色々あって回収されていません。仲間たちもみんなイケメンたちで、この中で恋話ないの?とか、たかやん先生はゴムを誰に使っているの?とか牧田たちの部屋のお隣さん(オモチャくれた人)は誰の彼氏なの?とか種が蒔かれたまま収穫ならず。まぁ、色々楽しかったです。受けのキャラで好き嫌いをすぐに決めなくて良かったです。
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