閨盗賊
」のレビュー

閨盗賊

沙野風結子/小山田あみ

こ、怖い…。けど引き込まれた😩

ネタバレ
2019年9月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ カイルとレン。二人の出会いの幼少期。
あまりにもの無垢なレンと、盗賊の息子でありながら、理性的でまともな思考の持ち主であるカイル。たった一週間の間の二人のやり取りが、笑ってしまうほどに甘酸っぱいです。

二人の別離~再会以降、時代背景を彷彿とさせる怪しげな設定と二転三転する展開に引き込まれて、ドンドン読み進めました。カイルとレン。スレ違いつつも志を同じくして悪に立ち向かい、互いの愛を得ていく。とても読み応えのある作品でした。

その世界を彩る小山田先生のイラストが素晴らしく美しい。
あのレンの目への執着が気持ち悪く怖いイザイまでもが、魅力的に見えてしまった😩

しかし、この怪しげな設定。
昨今の技術、医療の進歩ぶりからすると、形は違えど、世界のどこかで、このような事が行われてるのでは。と怖くなってしまいました😩
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