先生の棲家
」のレビュー

先生の棲家

安堂まめ

吸血鬼と呼ばれる作家と100%光属性の編集者

ネタバレ
2019年9月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 吸血鬼と呼ばれる金髪碧眼の小説家・東山と、東山に強烈な憧れを抱く新人編集者・伊藤。スランプで書けなくなった東山の元を訪れた伊藤は、住み込みで身の周りの世話をすることに。アメリカ人を父に持ち、そちらの血を色濃く受け継いだ見た目のせいで辛い幼少期を過ごした先生が、純粋でまっすぐな伊藤に心を解されていくお話。まさに100%光属性の伊藤が眩しい!子犬の観察記(笑)あんなに慕われたらそりゃ絆されちゃうよね。一見クールで冷たいけど、人慣れなくて不器用な先生も可愛い。とにかく絵が綺麗で丁寧で画面が美しいです。伊藤が見た目も中身もわんこ感満載で、編集者としても真面目で熱心でとってもいい子。先生に寄り添い、献身的に尽くしながらも優しく背中を押す頼もしい一面も。先生の手を引いてどんどん明るい場所に出ていくいとーくん最強でした。最後まではしてない?っぽいけど伊藤×先生だろうな。先生を支えた霧島のスピンオフも出たら読みます。
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