Traumatic Phantasm(トラウマティック・ファンタズム)
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Traumatic Phantasm(トラウマティック・ファンタズム)

墨丸まり/オイナリ

皆が「わからない」となる謎に取り組んでみ

ネタバレ
2019年9月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ レビューで『わからない』言われまくってて笑ってしまった。どんだけわからないと言われてるんだ。逆に気になって読んでしまいました。読後、本当にわからなかった。まったく、なんにも、わからなかった。作者が何を描きたいのか、わからなすぎてゲラゲラ笑った。
もう、とりあえずモブレ。とにかく、ひたすらモブレ。モブレonモブレ。モブレおろしのモブレあえモブレがけモブレごはんて感じ。とにかく作者のモブレへの情熱がすごい。私はモブレ地雷なんですけど、ミステリー過ぎて読んでしまうくらいモブレへの執念を感じた。
そこで、ハッ!と気づいたわけです。私含め皆さんが『わからない』となるのは、作者がモブレを描きたいだけなのに、BLを意識してBL的な要素を盛り込もうとしたからではないか、と。そう考えると、とても得心がいく。
この作者さんは、もう、とにかくモブレが描きたくて仕方ない。けど、BLというジャンルを気にして「モブレだけではいけないのではないか?」と考えてしまった。もしくは、雑誌や編集などの方針でそういう要求があったのかも。そこで、BLっぽさを盛り込んだものの、BL的な展開にまったく興味関心が持てず、どう処理すべきかわからなくなってしまった。しかし、モブレは描きたい(情熱)。その結果が、この作品なのではないかと。私のゲスパーセンサーがそう感じとりました。
つまり、モブレ好きによる、モブレ好きのための、モブレ作品なのでは???
私はモブレ地雷ですが、作者さんの作画が好きなので、もしもモブレのない作品を描かれる事があったら、その時は是非もう一度お目にかかりたいな、と思います。
それに『お前の萌えは誰かの地雷だし、そのまた逆も然り』の法則もあるので、モブレ好きな方には最高の作品だと思います。是非、世界中のモブレ好きの人たちに、どうかこのモブレ愛が届くように願っております。
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