東京怪童
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東京怪童

望月ミネタロウ

望月ミネタロウ 名義の作品

ネタバレ
2019年9月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 何でも思った事を口にしてしまう主人公。ハシ少年を中心にまつわる人々の物語。
非常に感慨深いテーマでした。
作者独自の洗練されたファンタジックな雰囲気の中に、時折強烈なリアリティが覗く。
二本木さんの(珍しく)重みのある言葉や、ハシの欲しがる薬など、(ディテールの描写から種類も察しがつきます)心身の痛みにもだえながらも前に進もうとする姿。
涙が出ました。
書籍の方も手に入れたくなり、書店で探してもらいましたが
すでに市場には出回ってないとのこと。
重版もないみたいです。
間違いなく名作です。
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