世界で一番、俺が○○
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世界で一番、俺が○○

水城せとな

久しぶりに凄い漫画に出会った

2019年9月16日
どうせ漫画なんだから、どんな突飛な話を書いてもよい。でも、なかなか驚くような展開にならないのが普通。この漫画は、久々に作者の発想力に脱帽させられた。引き立たせているのは、水城先生のキャラクターの作り込みの緻密さ。例えば、普通は投資銀行の幹部バンカーと下請けアニメーターの間では会話も通じない筈だけど、幼少期からの絆を無理なく織り込んで説得力を持たせている。ほかの漫画家さんが同じプロットを思いついたとしても、ここまで引き込まれる作品にできなかったのでは?メーンキャラ3人全員が人間味のある弱い人々で、つい応援したくなる。どうか不幸になって!と。笑笑
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