奪う男
」のレビュー

奪う男

西田東

デビュー作ですって!

2009年3月26日
本作が西田先生の初の単行本だそうで、デビューから、このクオリティとは脱帽です。絵柄は青年誌向けっぽくて、正直好みじゃないけど、そんなの関係ねー(笑)です。

1・2話=主任の【本多】の部署に高校からの後輩でエリートの【樋口】が配属された。レベルを下げてまで同じ大学に入り、何でもマネする【樋口】が本当に欲しかった物は…。
3・4話=万年最下位の営業所の【青山】はチャラ×2してて、所長に叱られてばかり。
5・6話=【南】は男と遊んで帰る所を、ライバルの【姫嶋】に見られてしまうが…。
7・8話=研究員の【小田嶋】は、配属された当初からチーフに嫌われている様だ。
9話=総務の【坂本】は、書類の不備を、企画室室長にだけ細かく指摘し面白がっていた。
10話=金貸しの【島田】は商売敵の仕事を横取りしシメられたが…。
11・12話=遅刻魔だった【平井】が、ここ1ケ月無遅刻な訳は…。
西田先生には珍しい高校生モノです。
13・14話=【レイン】は有名指揮者【ホルツ】に金で抱かれてる。キスも前戯もない。金に困ってる訳じゃないのに2年も続いてる。

どの話も、大人の男同士の、密かに想う切なさと、通じ合った後のハシャギっぷりのギャツプがイイ!!
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