読み応えあり





2019年10月1日
ふったら…の和章のその後です。ふったら…でも和章の苦悩は書かれていて不憫だなと思っていたのですが、やっぱり主人公の2人の方に気持ちが持っていかれていたので、今作で和章がどういう過程でなにを考えて整を囲い、なぜねじれたかがわかりました。ボリュームがあって読み応えあります。決して明るい話ではないですが、素直で真っ直ぐな柊がかわいくてオトコマエです。そんな柊に惹かれて和章の心が色づいていく…そんな物語でした。前作とのつながりからか、今作でも雨がキーワードになっていたし、加えて山や葉や柊の目のように緑が印象的でした。この2人のその後も読みたいです。

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