血の轍
」のレビュー

血の轍

押見修造

、、

2019年10月4日
6巻まで読みました...
これはなんとも...何故か吸い取られるように引き込まれる。
内容にリアリティがあるからか?
個人的な意見ですが、自分が経験した事がある・経験するような事とは程遠い。
何故こんなにも引き込まれるのか。
この母親は酷い親、毒親の一言で言い表せるものでは無い。もっと何か、深いものが...
酷い親ではあるが、最低な親だとは言えない、思えない、息子に対しての複雑な愛がしっかりと有る(?)。
その辺に量産された毒親漫画とは違う、母親目線にも、息子目線にも、また、吹石ちゃん目線にも(?)なれる不思議な感覚の漫画。
一つ一つの描写が細かい。
後、絵の書き込まれ方が凄い。トーンをひとつも使わず、背景も影も全て線で描かれており、物語の不気味さを引き立てているように思える。
時間を忘れ、まるで己が漫画の世界に居るかのような感覚に陥ったのは初めてだった。
是非、まだ此方の作品を全て読んでない方にも読んで頂きたい..
そして、私のこの語彙力の無いレビューの意味を少しでも理解して頂きたい...
語彙力が無いせいで、伝わらない感動が沢山有ります。
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