このレビューはネタバレを含みます▼
正義と悪、信念とエゴ、嫉妬と尊敬、人の強さと弱さ、、、考えさせられる深いストーリーで、切なくて、でも希望のあるラストでした。テンポ良く進むので退屈せずに読めるし、なんと言っても宮本さんのイケオヤジぶりが最高で、堅気に戻り女将さんと家庭を築いてほしかった。。。と思ってしまいます。アキラの最後はただただ悲しい。雪人に手を引かれ目にうっすら涙を溜めていて何とも言えない気持ちになりました。自分は人間だって再認識出来ていたら良いなと思います。終盤の、用意周到な瀬尾さんがビルを見上げてるシーンと爆発後の現場を立ち去るシーン(目頭押さえてる)がなぜか印象強いです。登場人物全員が魅力的でそれぞれに事情があるのがよくわかりました。しかし雪人は色々な人に一目置かれすぎな気がしてしまいます(笑)