奴隷区 僕と23人の奴隷
」のレビュー

奴隷区 僕と23人の奴隷

岡田伸一/オオイシヒロト

気持ちが乗らない。

ネタバレ
2019年10月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 期間限定の無料分4巻までを読みました。昨今のぶっ飛んだ設定の流行り路線らしい作品です。キャラクターの設定においてそれぞれ人情に寄せた背景を描き、それに新しいゲーム設定を乗せる。そのゲームがぶっ飛んだ設定なら強力に引力が生まれて若者を中心に話題になるだろう的な戦略が透けて見えます。唯一の読み進める意欲であったところのリュウオウの正体と謎のお金集めの目的が早々に描かれ物語の終盤への興味が半減。風俗の母親を救う…まあ取ってつけたお涙エピソードの感はありますが10巻までの間にもっと盛り上がるこの少年の背景が描かれているのでしょうか。この謎の器具を発明した研究者を裏切った人物との絡みも気になります。次の段階としてこのバトルが世間で話題になり警察機構を始めとした社会を大きく巻き込んでいくのでしょうか。気になりレビューを閲覧すると、高評価意見の内容がふわっとしている反面、この作品にハマらなかった人たちの「頭脳戦が途中で失速」という意見が共通していて購入を躊躇。え、幽霊が出るのかい?? まさか物語に行き詰まると主人公が記憶喪失になる的な⁈ できれば頭脳戦を肝とする展開で最後まで読みたいなあ。単なるアイデア勝負の消耗作品であるとしたらこの漫画に関しては私はここまでかな。
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