月に笑う
」のレビュー

月に笑う

木原音瀬/梨とりこ

木原先生デヴュー→ダダハマり

2019年10月12日
上下一日で読みきりました。東野圭吾先生の白夜行以来です。
結果から言うと、本当に素晴らしい作品でした。まず一文を綺麗に短めに区切って下さっていることから、読んでて疲れません。そして飾らない感情表現がすごくリアルで人間らしくて素敵でした。例えばラスト間近、信仁が叫ぶシーンなんかは本当にリアルです。色んな感情が想像出来て、読者もシンクロする感覚にとらわれました。
シュールな作品も好むので、専ら漫画派で、小説は敬遠しがちでした。(小説にすると感情を表現せざるを得ないのでシュールさが出ない)でも木原先生の作品に出会って一変しました!!!ゾクリとするリアルさや感情を味わえるのも小説ならではですね。
次、灰の月読みます!!
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