このレビューはネタバレを含みます▼
毎回、凄い。
作者さんが米子の人なんだろうな、と前から思っている。
言葉選びが凄い。
切れ味鋭い刃物で、スパッとじゃなく、サクッと切ってくる。
いろんなマンガを千数百冊は読んでいるが、なかなかない。
希有と言っても良い。
自分も、被害者だったり、加害者だったりしたな、と思う。
病気の人も、そうでない人も、多分、紙一重。
せめて、ヒトを死に追いやるような自分ではないように、心がけたい。
この年齢になって、凄く、教えられている気がする。
「違うでしょ」って言うヒトもいるだろうけど、自分の語彙力で、他に適切な表現が見当たらない。
列車に飛び込む人がいるたび、飛び降りる人がいるたび、こう思う。
どうか、死ぬ以外の選択をして欲しいと。
それを積み重ねていけば、生きていけるのではないかと。
最終話では、それにかなり近い言葉が綴られていた気がした。
たぶん、2人は大丈夫だろう。