蛇喰い鳥
」のレビュー

蛇喰い鳥

芽玖いろは

最後まで読んで、また読み返せるストーリー

ネタバレ
2019年10月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 芽玖先生にハマった最初の作品です。あっさりした、どことなく気怠い感じの絵ですが、色気あります。骨ばった手の動きも、色っぽくて好きです。大学内では地味なクールビューティ、学務課の職員でゲイ受け策士×モテメン、ノンケ大学生年下攻め。ノンケの二条が、居酒屋のトイレで男同士のHの声を聞き、翌日、それが同じ大学の職員、千鳥だと知り、気になり始める、というところから始まります。大人の色気とかわいらしさのある千鳥に、ノンケ二条が堕ちていく、という、付き合うまでは二条目線のストーリーです。が、付き合ってからの、千鳥目線では、もっと以前に二人は出会っており、気になり始めたのは千鳥が先で、二条は堕ちたのではなく、堕とされた、ということを知ると、タイトルの意味が納得でき、もう一回最初から、隠れた千鳥目線で、楽しむことができます。短いですが、別冊続編「印」も、よかったです。結局のところ、二人の一途ラブがいいです。あと、もう1作入っており、こちらは、蛇喰い以前の、初オリジナルBL作品だそうで、モテ高校生親友同士のCP。ライトで楽しく読めました。
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