このレビューはネタバレを含みます▼
鬼と狼から生まれた山の守り神・北斗×エリート街道から転落した傷心男・瑛一。弟に婚約者を取られ、部下に裏切られ傷心のまま家を出た瑛一は、気の向くまま電車に乗って御緒神村に辿り着く。北斗に育てた野菜を気に入られ、ついでに惚れられてつがいにされてしまう。試し読みの瑛一が不憫すぎて、幸せになる姿を見届けたくて購入。冷たい人間だったかもしれないけど、やることやって頑張ってたのに可哀想。性格はそう変わらないけど、自給自足で親しい知り合いもできて、賑やかで毎日楽しそう。北斗が瑛一を好きになった理由が小さなものの積み重ねで、でも実際そんなものだよねーと共感。北斗が思ったより未熟で瑛一危うしなシーンもあったけど、ラストは概ね満足でした。悪気はなくても、やりたい放題やっておきながら弱さを盾に真っ先に泣く弟は嫌い。大変なことは兄任せなのにちゃっかり結婚は決めてるし。「くたばれ」にすっとしてしまった(笑)両親も結局変わってないし、あのメールでけじめは付けたから式は出なくてもよかったのに、瑛一優しいな。
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