本好きの下剋上
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本好きの下剋上

香月美夜/椎名優

続編希望

ネタバレ
2019年10月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ (※一部のマインの性格に不満のある方々がいらっしゃるようですが、家族の愛を語る上で物語上必須の設定であると私は思います。)
書籍化分は結局全部購入し最初から最後(なろう掲載分も全て)まで何度も読み返しましたが、ストーリーは初期からの伏線回収などとても素晴らしい出来なのに、主人公が恋愛感情を頑なに否定して婚約までで終わった物語に不安を感じます。終盤ローゼマインに選択肢を与えているようでいて言質を取ったようにも見えるフェルディナンド様のローゼマインに対する執着心が(今迄通りでいいとか言いながら安心させといて勝てない勝負はしないフェルディナンド様のエーヴィリーベ並のヤンデレ化フラグなのかと)星結びまでも一悶着あるような気がして終わった話として見れません。恋愛編、結婚編等、続編を希望します。司書として働く姿も見てませんしスッキリしません。ハンネローレの番外編の騒動を見ても続きがあるストーリーに思えますし、グルトリスハイト継承後のヒルデブラントやディートリンデ、ジギスヴァルト、ダームエルなどのその後もかなり気になります。せめてローゼマイン貴族院卒業と星結びくらいまではエーレンフェストやアレキサンドリアを中心としたユルゲンシュミット全体の流れが見たいです。
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