面白いんだけど惜しい





2019年10月27日
澱みを食べる神様のバクと、バクに使えるシンの話。バクは澱みを食べる事で、シンは羽が小さく皆の様に飛べない事でそれぞれ孤独を感じており、この辺りの心情描写が丁寧で引き込まれた。二人が実は過去に出会っているのにシンには記憶がなくて、その謎もキッチリ描かれており、ハラハラする展開もあって、ファンタジーのストーリーとしては非常に面白くていいと思う。ただBLとしては、両想いになったところで終わっており、キスも恋愛の意味のものではないため、すごく物足りなかった。せめてその後の旅の様子で、二人らしくモジモジしているところとか、恋愛の意味でのキスくらいあればもっと満足感あったと思う。しっかり恋愛要素がある話を求めている人にはオススメしないです。

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