むせび鳴け、純情
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むせび鳴け、純情

松基羊

ロミジュリ

ネタバレ
2019年10月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 大まかなストーリーは好きなんですが…。受けの獣人・幸を大事に想うあまり、ずっと手を出せなかった攻めの獣人ハンター・後醍が、どうしてそのタイミングで軽く押し倒しちゃった?お互い重いものを抱えているし、ストーリーも重いので、時々ギャグで笑える要素があるのは構いませんが、最後までいってなくても関係の入り方をもう少し丁寧に大切にしてもらえないかなぁ、と。その一線で、二人の関係が変わる線なので。後醍がいきなり、仕事場に幸を同行させたのも解せないし、幸のお母さんが、急に、獣人で外の人間世界を知らない息子一人を残して姿を消したのも曖昧なままです。本筋のストーリーは、二人の葛藤や想いがしっかり描けているし、獣人に捕らわれた幸を救いにきた後醍に対する幸の想いには泣けます。後醍の溺愛甘々もいいです。ただ、それ以外のいろんなところが散らかってます。コマ割りとセリフなどの多いページも多く、次に読むときは、そのへん飛ばしたりしちゃいます。他の方も書いてますが、もっと筋組して2巻にしたほうが、重い設定を生かして深さも出て、いいんじゃないかと思いました。ちなみに、獣人を殺戮します、共存系ではないので、苦手な方はご注意!
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