藤原征爾君追悼特集に寄せて
」のレビュー

藤原征爾君追悼特集に寄せて

吉池マスコ

二つの愛の物語

ネタバレ
2019年10月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 愛する人を失って、でも残されたものは生きていかなくてはならない。「生乾きのまま引きずり回して行くしかない」痛みを抱えながら一日一日やり過ごしていく中で、そばで自分のことを心から愛してくれている存在に気づいてまた歩き始める。藤原先生への愛が失われたわけではなく、宮本君が藤原先生の代わりというわけでもなく、生きていかなくてはならなくてそばにいてくれる人がいて。悲しいのだけれども心が温かくなるお話で本当に読めてよかったです。
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