you are my religion 太陽に抱かれた牧師
」のレビュー

you are my religion 太陽に抱かれた牧師

九州男児

なんとも深い、でも暗くなく救いがある

ネタバレ
2019年10月31日
このレビューはネタバレを含みます▼ 人種や宗教やセクシャリティに関する差別について描かれています。レッドのように自分と違うものを恐れずに理解すれば解決できるのでしょうが、多くの人にとってそれはとても難しいことです。トーレスはレッドが自分の考えを尊重してくれる中で、先住民の文化に触れ自らのセクシャリティを認めることができるようになります。この本を読んだ後、you are my religionという曲があるのを知って聴いてみました。九州男児先生はこの曲にインスパイアされて題名をつけられたのでしょうか。トーレスの気持ちを表しているような歌詞で曲調も明るくて、このお話は先も大変そうなのですが、希望がきっとあるんだと思いました。ただイーヴル・アイの気持ちが切なかったです。先住民の大量虐殺の歴史も背景にあり、重い題材を重苦しくすぎることなく描かれた先生はすごいです。
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