連地獄~白薔薇編~
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連地獄~白薔薇編~

伊藤レイヂ

美しさに惹き込まれる

ネタバレ
2019年11月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 正直、元々私はBLの性描写や不自然な近親は嫌いです。
しかし主人公が堕ちていく、耽美な雰囲気や迫力ある絵柄は好き(どうでもいい事ですが、隆司が私が男前だと思うキャラクターに似ていました)で、作者さんの他作品が面白かったのもあり、読んでみました。
絵柄と時代背景、キャラクターの設定・背景がとてもしっくり来ていて、「ああ、この人達ならこういう風に心を通わせて、相手に触れ合っていくんだな」と納得してストーリーに引き込まれました。
そして、やっぱりどんなに思いあっていても近親はタブー中のタブーだと思うので、思いが通じ合い逃避行、からの終着点があれで、切なくて、本当によかった。
終盤は主人公がどんどん悪い事に手を染め、まるでスパイアクション物のようですが、序~中盤はマスコット的存在のひなちゃんや、隆司の普通のおじさんのようなノリによるギャグが合間合間にあり重すぎません。
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