このレビューはネタバレを含みます▼
出会った時から惹かれあって、一緒にお茶をして映画を見に行って、相手のことを知るたび好きになって、交わす言葉の一つ一つがロマンチックで素敵です。ヤクザの春本はキレると迫力があるのですが、乙女なん?ってほどかわいく繊細なところもあって、すごく魅力的。正体を知られて嫌われるのが怖くなって恋に踏み出すことができなくなるところは本当にせつなくなりました。映画のように美しい別れを演じた2人。でもこれから先、彼以上に愛せる人が現れるのか?じっと止まった水田の横顔にある決意がよぎります。ストーリー重視の方にぜひ読んでいただきたい作品。ハードル上げちゃうといけないですけど、ヤクザとか大丈夫な方ならよいと思っていただけるのでは。お願いですから、もう離れなくてすむようにカタギになってほしいです。素敵な大人の恋をずっと続けてほしい。