このレビューはネタバレを含みます▼
「1」まえがき+1~5話+描き下ろし+あとがき+カバー下+シーモア限定特典(購入者特典ペーパー) 「2」6~10話+描き下ろし+あとがき+カバー下 「3」11~13話+スピンオフ(前後編)+描き下ろし+あとがき収録。
★
「狼は恋に啼く」~「狼は花の馨り」~「狼の花嫁」と続く「狼」シリーズ第2作。狼と白鹿の血を引き、狼と共に生きる民族のお話。ファンタジーもの。同シリーズは同じ世界観ですが、ストーリーはそれぞれ単体で描かれていますので、今作のみで楽しめる作品です。
★
大昔、狼と白鹿が番となり人となった民族で、白鹿は性別かかわらず王族に嫁ぐ掟がある設定。今作は幽閉されていた白鹿・アルタと救い出した兵士・イルウェスのお話。いやぁ、夜な夜な読んでいたので余計感情が高まって泣けたー!話すことも出来なかったアルタに優しく寄り添い続けたイル。イルと離れたくないアルタと、アルタの幸せを願うイル、二人の気持ちが恋だと気付いても、番になれない運命…。身分違いの恋は切なくて、アルタの涙に何度も泣かされました。幼い子供のようだったアルタが、恋を知り愛を信じ強くなっていく姿はたまらないものが。ハラハラ展開に何度もギュッと切なくなりましたが、無事幸せな涙が見れて良かった!描写は見えない感じであっさりめ。気になっていたトグト編も同時収録。
★
「まえがき」1ページ
「狼は花の馨り 1」1~5話
イルウェスに懐いていくアルタ、アルタを大切に感じるイル。一緒にいたい感情に名前をつけてはいけないのに…。気持ちが加速する1巻。
「ある狼の予感」描き下ろし12ページ
サマル視点。
「あとがき」1ページ
「カバー下マンガ」
狼視点。
「購入者特典ペーパー←シーモア限定特典」
アルタの髪型。
★
「狼は花の馨り 2」6~10話
多分もう一生、お互いにこれ以上愛せる人は出てこない。それなのに、はじめから運命は決まっていて…。
「アルタとイルウェス」描き下ろし8ページ
手紙。
「サマルとイルウェス」描き下ろし9ページ
サマル視点。
「あとがき」2ページ
「カバー下マンガ」
狼視点。
★
「狼は花の馨り 3」11~13話
やっと再開できたのに…。幸せな最終話。
「白鹿は愛を嘯く」前後編
トグトとスレンのお話。スピンオフ中編。二人の過去から新しい関係に変わるまで。
「ある白鹿の憂鬱」描き下ろし14ページ
「あとがき」1ページ