被写界深度
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被写界深度

苑生

あれ?下巻で肩透かし

ネタバレ
2019年11月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ なんか下巻の方が評判良いいみたいですが、私は圧倒的に上巻のが良かった。ヒリヒリしたアオハル感があったからかな。んで、ワクワクハラハラして下巻を読んだわけですが…うーん、あっさりとくっつきましたねーブランクあった割には。

なんか他の登場人物とのやり取りが多すぎなのかな。最初の攻めのお父さんの弟子?とのやり取りに10ページは割き過ぎだと思う(いらないとは言わない)。好きかどうかの駆け引きは当人同士でやってほしいのに大学の女の子を経由してるし…。
案外再会してからの二人きりのシーンが少なすぎて物足りないです。(そこが上巻との大きな違いですね)新キャラをわんさか出すくらいなら中学の時の山下君と再会させてほしかったです。過去と受けがどう変わったのか(成長したのか)一番わかると思うんですが。

要するにもっと上巻のような激しい情動で2人が結ばれるのを期待してたんだと思います。
散々言いましたが、絵がきれいで感情の機微を描くのがうまい作家さんだと思いますのでこれからも期待しています。
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