「子供を殺してください」という親たち
」のレビュー

「子供を殺してください」という親たち

押川剛/鈴木マサカズ

救いがない現実で行動する主人公のリアル。

ネタバレ
2019年12月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ ノンフィクションかつ小説原作なので、マンガらしい痛快さや清々しさはあまりないです。でも社会や家族が隠した精神病者たちのリアルな苦しみや辛さが伝わってきて、時に怖い、関わりたくないと思わせる。
でもこれは全く自分たちに関係ない世界じゃなくていつ病気になるかわからない私たちの世界の話。
この日本という社会で精神病をしっかり治療するかというのは本当に難しい話です。
家族の説得ができない、福祉も頼れない患者を医療につなげる主人公のリアル。
病院へつながっても必ずしも回復するとは限らない。それが現実。


そんな私も躁鬱病で入院はないけどずっと治療をしています。そして見て見ぬ振りで助けてくれる家族はいません。
最後に、事務所になってる病院建物に見覚えがあるんだけど…
知ってるところかな?笑
いいねしたユーザ13人
レビューをシェアしよう!