紅椿
」のレビュー

紅椿

三田六十

今年一番刺さった人外BL

2019年12月12日
慈愛から始まった美しくてせつなくて優しいお話。鬼の赤子との出会いで孤独な人が癒される。言葉を理解しないアカが佐吉の気持ちを読み取ろうとする、寄り添う二人の姿にキュンキュンしました。幻想的な世界でどシリアスに切り込む構成も素晴らしく、日本昔話の心地良い残酷さを知っている世代には、特に響くお話だと思います。何より、描き下ろしで一味も二味も違う内容になるという〆も、規格外な作品に拍手。
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