面倒なイケメンDK×面倒なツンデレ悪魔

イケメンDKのお母さんの正体と実年齢がマーベラスで笑った。あんなファンシーな顔して？！マジで？！ていう驚き。あと、おまけ漫画のファンシー育ちの後遺症にも笑った。
本人はファンシーな見た目の家のせいでモテないと思ってる処女厨ナルシス面倒臭いDKが、悪魔の擬態にコロッとやられてDTを奪われそうになる。ところから始まり、悪魔も悪魔で面倒臭いキャラなので、面倒臭い×面倒臭い＝可愛いがすごい。この『面倒くさい』という言葉、良い意味でも悪い意味でもあるのですが、作者さんのお人柄故なのか、面倒くさい同士でわちゃもちゃしていて、悪魔なのにとても人間みがあって、BLというよりは半分ヒューマンドラマ的なほっこりさがあります。「面倒くさい奴……」と言いながらも、笑って許してしまう可愛げと笑いに溢れた作品。スケベやBLよりは漫画として楽しんでほしい。あと、絵柄が昭和と言われてますが、リアル昭和世代からすると、昭和よりは平成な絵柄に感じるし、作者さん自身もおっしゃってるけど、目尻をツンて描いてしまうところはチャームポイントだと思うので、是非続けてほしい。