聖なるズー
」のレビュー

聖なるズー

濱野ちひろ

愛の奥深さ

ネタバレ
2019年12月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ やましい気持ちで読み始めたが、まったくそんな要素はなかった。言葉を交わすことのできない彼らとの性愛が倫理的に問題ないと言い切ることは難しく、理解ある社会になるにはまだまだ時間がかかるだろう。それでもそこに確かに愛はあると、感じられた。
余談だが、ドイツのオタクの情熱すごいなと思った。ズーを受け入れたオタク少女の「日本の漫画で読んだことある」発言は、すごい。未知の価値観に遭遇した際にフィクションを読むことですんなりと受け入れられる役割を、ケモナーとかモン娘とか人外とかが担っているとは、恐るべし。
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