ダンス・ダンス・ダンスール
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ダンス・ダンス・ダンスール

ジョージ朝倉

バレエ経験者です

2019年12月20日
バレエ漫画は金字塔が2つ。アラベスクとSWAN。肉体だけではなく内面のえぐり方において、これに叶うものはないと思っています。 多くのバレエ漫画が描かれるようになっても、線の崩れが気になって読み進められませんでした。本作はストーリー的にライバル男子との切磋琢磨かしら、と1巻無料の時は続きは買いませんでした。
でもジョージ朝倉さんか。。疾走感半端ない漫画を描かれる方。と気になっていたらこちらで3巻無料で、、、ハマりました。まず男性ダンサーものが少なく、主人公にも好感大です。えー!?と思う特別扱いもありますが、日本では男子は超貴重だし、主人公は逸材だからまぁあり得なくないか。
とにかく主人公の熱量が爽やか。鼻につかない。素直。応援したくなります。 ちょっとお高めなので躊躇してましたが、引き込まれて大人買いです。
若いダンサーの話だとコンクールが中心になりがちですが、主人公の成長を丁寧に描かれていて、読んでいてワクワクします。表紙からだと、こんなにバレエに忠実な線の漫画だと思いませんでした。ピルエット対決のパンツのシワの描写が個人的におススメです!
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