はだける怪物
」のレビュー

はだける怪物

おげれつたなか

傑作

ネタバレ
2020年1月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ かんちゃんが救われてよかった。幸せになって良かった。ずっとかんちゃんの幸せを願っていたから。絶対に絶対に幸せになって欲しかったから。秀那のおかげ。秀那、ありがとう。かんちゃんを受け入れて、愛してくれて。二人が幸せになって本当に本当に良かった。
弓が、かんちゃんが再び笑顔になってくれる事をずっと願っていた事にも、贈り物にアルバムをくれた事にも涙。きっと何も貼っていない空のアルバム。これに弓の気持ちが全て詰まっているんだね。言葉を交わさなくても分かり合える2人。これで良かったんだよね。
かんちゃんと弓は間違えたかもしれない。でも確かにお互いを想う気持ちはあって。すれ違っただけでは済まない傷を負ってしまった2人だけど、苦しんで苦しんで苦しみ抜いたからこそ、もういいよ、もう十分だよ、幸せになっていいよって、赦されたんだと思う。だから新たな光と新たな愛に出逢えた。また同じ間違いを犯さないために、負わせた傷も負った傷も忘れずに、新たな道を歩き出すかんちゃんと弓の姿に涙が止まらない。そして、そんなかんちゃんを大きな愛で支える秀那にも。これからかんちゃんのアルバムが、かんちゃんと秀那の笑顔で一杯になりますように。
かんちゃん、秀那、弓。皆が幸せになって、希望のある未来へ歩き出す姿を見れて、本当に嬉しかった。幸せだった。
おげれつ先生なら、きっとこういう結末にしてくれると思っていました。
また傑作が生まれました。ありがとうございました。
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