俺の有害な異世界
」のレビュー

俺の有害な異世界

新本浦子

それなりに

ネタバレ
2020年1月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 普通程度には面白かったですが、レビューにあるほどの、
最後を読んでのアハ体験的な驚きや大逆転的なものは感じませんでした。正直タイトルについても、主人公の名前がユウなんで、まぁそうじゃないかな、と途中でよめてしまって、レビューのぞくっとした!とか作者頭いい!とか本当に?って思ってしまいました。タイトルやセリフに二重の意味を持たせるのって小説でも曲とかでもよくある事だと思いますが。
設定もそうかなと思っていたので、最後までよんで2回読み返して読むと感覚違うとか、ネタバレ絶対よまないで!と書いてるレビューが多くて逆にびっくり。
別に読み返して見ても、特になにも新たな驚きはありませんでした。
あと特にキャラに魅力を感じないし、レビューが高くて期待値があがってしまったせいもあったかな。
読み手の異世界のほうがぶっ飛んでる世界なはずっていう思い込みを、利用して異世界にきちゃったと思い込ませた的な感じですかね。実は元々の世界観自体がぶっ飛んでるだけで別に異世界ものじゃなかったです。結局主人公が記憶なくしてた間の、以前の記憶?はただの被害者意識からくる捏造記憶で、にしては具体的だなぁと。
後半が駆け足すぎて、結局元々の二人の関係性とかエピソードはいまいち分からないままに展開が進んだ感じでした。
せっかくのオメガバース設定なので運命の番とかもっとやりようあったんじゃないかな。受けが何を怖がってたのか、そのくせ何回も俺のアルファって言ってて何がしたいのか、本気で分かりませんでした。
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